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【まえがき】

last update:2016.12.01

■2015年、18年ぶりのイタリアへ

1996
3月に専門学校時代の卒業旅行で、イタリア旅行に行きました。
まだユーロ経済圏もなく、通貨はリラの時代で100リラが9円くらいだったと記憶しています。
これから暖かくなる時期で衣類のチョイスが大変でした。
初めての海外旅行で、パスポートを作ったり色々大変だったのを覚えています。
まだデジカメも出始めた頃で、フィルムを10本ほど持って行きました。
今では信じられませんが、建物や風景ばかり撮影して、食事を1枚も撮影していませんでした…(´ω`)ショボーン

当時は私が大好きなマンガ、ジョジョの奇妙な冒険が1995年末からちょうど舞台をイタリアにして、5部をスタートさせたところです。
とはいえ、3月ではまだコミックスが出ていませんでしたので、2部のコミックス(ローマのコロッセオの辺り)を持って行き、行きの飛行機内で熟読しました。
その時の旅はローマフィレンツェミラノと北上するツアーで、23×3都市という日程でした。

それ以来、実に19年ぶりのイタリア旅行をすることになりました。
実はJALのマイルがかなり貯まっていて、ヨーロッパ旅行が特典航空券で行かれます。
また、20159月はシルバーウィークが長く、有給を数日とれば長期休暇が可能です。
新婚旅行からマレーシアをはじめとする東南アジア中心の旅行に、うちのヨメさまを付き合わせてきました。
前回の南インド旅行にも行かせてもらいましたし、結婚10年目ですからヨメさまが行ってみたいと行っていたイタリアに行くことにしました。

■JALの特典航空券をゲットしたものの

JAL
の特典航空券は、330日前から申し込みができます。
特典航空券狙いの人が結構いるのか、その座席数が少ないのか、結構すぐに埋まってしまいキャンセル待ちになります。
過去にマレーシア旅行を特典航空券で行ったときも、帰国便がキャンセル待ちのまま旅行しました。
2015
9月中旬の航空券ということで、2014年の10月中旬にJALマイレージバンクのサイトと電話で申し込みをしました。

ただ、特典航空券は往復で申し込みとなります。20153月現在、片道でも申し込めるようになりました!
行きと帰りの便でセットなので、帰国便の日から330日前から申し込めます。
つまり行きの便が同日でも、1週間滞在予定の人と2週間滞在予定の人では申し込み開始日が1週間ずれます。
長期の旅行予定の人よりも、短期の旅行予定の人の方が有利なようです。
という訳で、今回長期の予定だったので申し込んだ時点で既にキャンセル待ちとなっていました…(´ω`)ショボーン
結局、行きはJALのキャンセル待ち、帰国便はキャンセル待ちが厳しかったので提携のエールフランス航空をマイルで取ることにしました。

幸いにも、数日後にキャンセルが出て特典航空券は確保できたのですが、JALの特典航空券のヨーロッパ行きは日本〜シャルル・ド・ゴール空港(フランス、以下CDG)までしかないようです。
マレーシアにJALマイルで行く場合、クアラルンプール行きしかないように、ここから先は個人で手配しなければいけません。

イタリアの観光先はヴェネツィアとミラノに決定

イタリアまでどうやって行くかは別途考えることにして、イタリアのどこに行くかも考えました。
ヨメさまの希望はヴェネツィアなので、まずヴェネツィアは決定として、長期滞在になるのでもう1都市くらいは行きたいところです。
フランスに戻るのも考えて、ミラノにしました。
ヴェネツィアはちょうどジョジョの5部でも舞台になっていたので、いつか行きたいと思っていました。

行き先も決まったのでヴェネツィアの宿泊先を探してみましたが、ホテルの相場が結構高くてびっくりしました。
さすが観光地ですね。
ヴェネツィア島内のホテルはかなり高く、イタリア本島側なら安めですけど、橋を渡ってヴェネツィア島内に毎回行くのは大変なので、島内で探しました。
分かっていたことですけど、ヨーロッパはやはり高いですね。

ホテルの他にB&B(ベッド&ブレックファースト)も沢山ありました。
東南アジアでは見たことがありませんが、これで安ければ良いかなと思い、 B&B Venice Hazelというところが評判も良かったので予約しました。
共用バスルームというのが少々気がかりですが…(´_`)
ヨーロッパの方々は湯船に入る習慣がないから、室内にはシャワーだけのようです。
こちらは5泊で€470(消費税・市税込み)でした。

今度はミラノのホテルを探してみて、そこそこお値打ちでトリップアドバイザーでもCertificate of Excellence 2014に選出されているミラノのホテル、Hotel Palladioというところを予約しました。
こちらは4泊で€343(消費税・市税込み)です。
どちらの宿泊先も無料Wi-Fiがついているので、滞在中は助かりそうです。
特に初日は夜遅くに到着予定なので、着いたその日に回線が確保できるのはありがたいです。

ユーロ高いよ高いよー_`)

宿泊先を予約したのは201411月末です。

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アベノミクスで日本が円安になって以来、ユーロ相場は140円前後を推移していましたが、11月末から年末にかけてじりじりユーロ高になり始めて、150円になったときはクラクラしてしまいました。
現地滞在費もバカになりません。
とはいえ、昔は200円を超えた頃もあったそうですから、それに比べたらマシなんでしょうけど。

ただ、2月頃からユーロ相場はまた下がり初めて、20153月現在は130円を切っています。
かなりユーロが高い時期にホテルを予約してしまったのでもったいなかったですが、宿泊先がなくなるよりは仕方ないですね。
ただ、嬉しい誤算でB&B Venice Hazelよりクレジットカード決済ができなかった旨のメールが来て、3月上旬のユーロ相場が下がった時期にカード決済できたようです。
差額が10000円くらいになりました!( ゚∀゚)
実際の旅行時期にユーロ相場がそこそこ安ければいいのですが

■SIMフリースマートフォン、海外デビュー

ヨーロッパのWi-Fiルーターのレンタル料金は、東南アジアに比べると1日あたり1000円くらいと高いです。
昨年7月にSIMフリースマートフォンに買い換えてから、初めての海外旅行になります。
イタリアは一部の都市部以外はまだLTEがあまり整備されていないようで、3Gが主流のようです。
今回はWi-Fiルーターはレンタルせずに、現地でSIMカードを購入して使いたいと思います。

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私のZenfone5と、1台遊んでいたCovia CP-03aSIMカードを挿して、CP-03aはテザリング専用(ヨメさまのiPhone5s用)にしようと思います。

そう思っていたら、20151月にCoviaより後継機のFLEAZ F4が発表になりました。
CP-03a
とスペックは基本的には変わらず、メモリが512MB→1GB、本体ストレージが4GB→8GBに倍増したものです。
LTE
ではなくて3G機のままですが、CP-03aの不満点が解消されるのでかなり魅力的でした。
そして、CoviaよりCP-03aユーザー対象の下取りキャンペーンのお知らせがきました!
これはCP-03aユーザーの本体を下取りして、9800F4を販売するというものです。
限定1000台のキャンペーンで、申し込みました。
今回ミソだったのは、下取りに送付するのはCP-03aの本体のみ」で良いことです。

イタリア旅行までまだ時間がありますから、それまでにF4が一般販売開始したら(現在SIMとセットで12800円で販売しています)それを買って、CP-03aはオークションなどで売却した方が差額はお得だったかもしれません。
ただ、そうするとバッテリーなども売却することになります。
今回の下取りキャンペーンで本体のみを送ったので、バッテリーが2になりました。

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後継機は基本的にコンパチなので、バッテリーの仕様やサイズは変わっていなくて、そのまま使用できると公式にアナウンスされています。
これは従来の機種を使っているユーザー対象に、F4でバッテリー2個で使って欲しいというメーカーの粋なはからいです。

海外旅行中にモバイルバッテリーなどは持参しますけど、その場でバッテリーを交換して使用した方が充電しながら使用するよりは発熱量も少なく安全だと思いますので、今回F4に買い替えました。
3G
が主流の国に行く機会は今後もあるでしょうし、1台持っておくのも悪くないでしょう。
Wi-Fi
ルーターと違ってBluetoothテザリングもできる(iPhoneは対応していません)ので、多少回線速度は下がっても省電力の通信ができるのは嬉しいです。

ヨーロッパのLCCを手配

JAL
の特典航空券を330日前で予約したのはいいものの、前述したようにCDGからイタリア行きの便は自分で手配しないといけません。
エールフランスなどありますけど、数万円と結構高かったです。
ヨーロッパにもLCCはありますので、調べてみました。
easyjet.comを今回は利用しました。
検索してみたのですが、2015年サマーセールまでしか表示されませんでした。
問い合わせてみたところ、20158月以降はもう少し待ってくださいと返事がきました。
ここは330日前からではないようです。
そして201412月上旬に、旅行予定の期間もチケットが買えるようになりました。
英語のサイトですが、AirAsiaと手続きは基本的には変わらないので問題ありませんでした。
CDG
ーヴェネツィア・マルコポーロ空港は座席指定料金など含めて€230.46、ミラノーCDG€126.46でした。
(いずれもクレジットカード決済の場合。デビッドカードは若干安くなります)

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これでひと安心です。

高速鉄道を手配

早くにチケットを取り過ぎて、時間があいてしまって間延びするのはここ近年よくあるのですが、8月になって、旅行まで1カ月ちょっとになってきたので、イタリア旅行の手配を進めています。
ヴェネツィアからミラノへは高速鉄道での移動になりますが、チケットはインターネットで予約できます。
一等車両と二等車両とあるようです。
移動は2時間半ほどなので二等でもよかったのですが、せっかくなので一等車両にしました。

手配・購入はRAILEUROPEの日本版サイトから行いました。
3
カ月前から予約ができるのですが、すっかり忘れていて2カ月弱にアクセスしたところ、ヴェネツィアからミラノへの便は最後の座席という表記が多くて焦りました。
料金は二等は約6000円、一等は8600円でした。
これに予約手数料1500円、レイルプロテクションプラン1800円(チケットの紛失時などの保障)を付けて11900円でした。
LCC
と似てますね。というかLCCが高速鉄道に乗る感覚で利用できる飛行機って位置づけでしたね。

あと最終日にミラノからCDG(フランス)へ戻るのに、イタリアのマルペンサ国際空港へ行くのですが、それはミラノからシャトルバスが10分〜20分間隔で出ているようです。
1
時間ほどで空港に付き、料金も€6.52014年末の情報)らしいので、こちらは問題なさそうです。
ようやく宿泊先、移動手段などが固まったので、滞在時のスケジュールなどを考えられそうです。

旅行のスケジュールを確認(2015.08.22更新)

今まで旅行の予定を出発前にざっくり調整することはありましたが、スマートフォンのカレンダーアプリなどに入力していました。
今まで東南アジア旅行では私が主体で、ヨメさまはついて行く感が強くて予定を考えることはありませんでした。
今回はヨメさまが行きたいイタリア旅行なので、本人の行きたいところなどの希望も聞いて、滞在中の予定を整理しました。

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手書きで整理してみたら、旅行の全体像が分かりやすくなってきました。
ヴェネツィアに何日滞在予定で、観光地が何箇所あるからという感じで相談しました。

そして全く意識していませんでしたが、ミラノ万博201510月末まで開催しているんですね。
食がテーマの万博とあっては、ぜひ行ってみたいです。
140
カ国が参加しているとのことで、日本の他にもタイやマレーシアのブースもあるそうです!
ミラノはドゥオモ最後の晩餐などしか行く予定がなかったのですが、ミラノ万博に行くことにしました。

vivaticketというイタリアのサイトで、ミラノ万博の入場券を大人1€34で購入できました。
ここで最後の晩餐の予約も大人1€8.5で予約できました。
イタリア語と英語で会員登録の必要があり、パスポート番号などを要求されるので敷居は低くはありませんが、日本の旅行代理店には最後の晩餐の予約代行があり、大人17000というとんでもないボッタクリもありました。
個人で手配できるところは、できるだけしていきたいですね。

あとヨメさまはオプショナルツアーで市内観光(日本語ガイド付き)をしたいとのことです。
私としてはネットや旅行番組でいくらでも観光地の情報を得られるから、ガイドはいらないのでは、と思ったのですが、現地の人の声で紹介してもらうのでは全然別物だと力説されて、ツアーを探すことにしました。
いやー高いっすわー_`)

3時間の観光で€100近く、最後の晩餐観覧付きのツアーばかりです。
先に最後の晩餐のチケットを取ってしまったのはしくじったかなという感じです。
旅行会社に€85のツアーを問い合わせたところ、ミラノ滞在中の全日程でツアーは完売していました。
結局、スカラ座と教会などを日本語ガイドと散策するツアー(大人1€60)が予約できました。
スカラ座も行ってみたかったので、御の字とします。

要予約の難関、トラムリストランテ(2015.08.25更新)

あと今回ミラノで乗ってみたいのは、トラムリストランテです。
イタリアの路面電車のレストランで、食事をいただきながらミラノの街をゆっくり巡ります。
1
2便、24席のレストランで要予約です。
以前はイタリア国内からのフリーコールだけでしたが、いつの間にかウェブサイトの予約ページから予約ができるようになっていました。
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カ月前に気づいてアクセスしてみましたが、既に9月も予約で一杯でした_`)

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カ月前からの予約が必要なほどの人気スポットらしくて厳しいですが、キャンセル待ちはないみたいなのでマメにサイトで空きが出ないかチェックした方が良さそうです。

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数日経ってアクセスしてみたら、空きが出てますね!(緑のマス)
滞在日程のところではありませんが、キャンセルを期待してこまめにアクセスしようと思います。
キャンセルは2日前の15時までに連絡とのことなので、日本からは15時に時差を足して22時頃にアクセスすれば良さそうですね。

ユーロに両替しておくことにする(2015.09.12更新)

私達はマレーシアには何度も行っているので、
「日本円をリンギットに両替するのは、日本だと高いから現地の両替所で」
「前回の残りリンギットがあるから、これ持っていけばとりあえずOK
という認識だったのですが、ユーロはどうなの?と思いました。
羽田空港の銀行でも両替はできますが

先日知人に聞いたのですが、ユーロは現地よりも日本で両替した方がお得なようです。
ググってみると確かに日本の銀行はレート+2.84円前後の手数料で、パリなどは+7円前後と書かれてあるサイトが多かったです。
現地でクレジットカード決済がお得、とも。
FX
で両替がお得!というサイトがやたら出て来ましたが、そこまでガチでやる気はないので

色々調べたところ、大黒屋(渋谷・新宿南口他数店舗)で外貨両替をしているようです。
良心的な手数料で即現金から両替できるようなので、ユーロのレートが多少下がったら、両替しに行ってみようかなと思いました。

そして後日。
早速新宿西口を中心に、両替所を探してきましたよ。
この日のレートは1ユーロ136円くらいでした。
参考までに、羽田空港内みずほ銀行の相場は
ユーロ141.18(紙幣の種類は選べない)でした。
羽田空港内三井住友銀行は
ユーロ140.78(紙幣の種類は選べない)でした。
事前に調べた通り、約4円足した感じですね。

そして大黒屋ですが、この日は140円ちょうどくらいでした。
もちろん変動するんでしょうけど、やはり大黒屋が最安で使いやすいかなーと思いました。

それから数日後、
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ユーロやっす!!(;д)ポカーン
一気に下がりました。
昼休みにパンをつまみながら外出して、大黒屋で両替してきました。

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350ユーロ分を両替してきました。
この日のレートは137.32円だったので、5万円しなかったです。
高額紙幣は撮影のために両替したので、行きの空港の銀行などで両替します。
大黒屋は 紙幣の種類と枚数を指定できるのが便利ですねー。
現地での使用頻度が高い20105ユーロ紙幣を多めに両替してもらいました。

消えた最後の晩餐(2015.09.12更新)

出発まで2週間を切ったころに、最後の晩餐のチケットを予約購入したvivaticketからメールがきました。

件名:LEONARDO RACCONTA IL CENACOLO - CAMBIO LOCATION
本文:
PLEASE NOTICE:
The promoter of the event LEONARDO RACCONTA IL CENACOLO decided to move the exhibition inside the
Alessandro Rosso's pavillion in EXPO 2015, the Universal Exposition in Milan.
For those who have purchased Leonardo's exhibition ticket, it is possible to use it every day from 1pm to 11pm, the ticket includes a welcome drink. However it will be necessary to purchase the admission ticket to EXPO 2015.

For those who want to withdraw from the purchase, it is possible to ask for a refund within and not later than September the 30th, by writing an email to​
claudiochetta@italiamappe.it

Best regards


はい?(;д)ポカーン
何すかそれ?
主催者都合で最後の晩餐の展示をミラノ万博内に移動したとか。
教会内の壁画で、しかも修復など大変だったものを移動できる訳がないので調べてみると、万博のパビリオンでデジタル映像と紹介で展示しているとのこと。
しかし「お前のチケットこっちに振り替えるから、メンゴメンゴ。ドリンク付けるからチャラな。あぁ、万博のチケットは自分で買ってね」というような勝手なやり方には、ちょっと納得がいきませんね。
しかもこのvivaticketって、最後の晩餐の公式オンライン販売サイトなんですけどね。
最後の晩餐の見学をウリにしている他のオプショナルツアーなどを探しましたが、他のサイトでは移動の情報はありませんでした。
修復で見られないというのならまだ諦めもつきますが

結局他の販売代理店を探して、VELTRAで売り切れギリギリのところを申し込み、何とか予約はできました。
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32ユーロで8792円です。
利用規約に「主催者都合の変更などは当方は責任を持ちません」と書かれてあり、ドキドキしましたが、今のところは万博に移動という連絡は来ていません。
無事に見学できればいいのですが。

ちなみに冒頭の万博に振り替えられた最後の晩餐はキャンセルもできますが、万博内でも観ることにしました。
まさかこんな落とし穴があるとは思いませんでした。
ホテルやLCCの予約、Webチェックインなどちゃんとできているか、改めて確認してしまいました_`)
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