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5日目】921()晴れ 23

last update:2016.12.01

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0845 起床
0900
朝食
1000
スーパーへ買い物に出かける
1130
部屋に戻る
1430
出発
1500
サンタ・マリア・デッレ・サルーテ教会へ
1530
パイプオルガン演奏(トッカータとフーガ)
1700
サン・ジョルジョ・マッジョーレへ
1710
鐘楼に登る
1930 Crazy Bar
で夕飯
2100
部屋に戻る
2400
就寝

風邪薬を探して出発

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日目です。
前日からヨメさまが若干風邪っぽくなりました。
今日は聖地巡礼の予定なので、復調してもらわないと大変困ります。

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風邪薬を持ってくるのを忘れてしまったので、朝食後にヨメさまは留守番させて、薬を探しに出かけることにしました。
まずは近所のスーパーマーケットです。

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ミネラルウォーターやヨメさまの靴ずれで使っていた絆創膏がなくなったので、買い足しました。
ヴェネツィアに来てからハマっているレモンソーダの缶が€0.59(約84円)で売っていました。
お店で飲んだら€45くらいしていたので、1缶買いました。

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あとは果物とクロワッサンを少し買いました。
マスカットが1房で€0.7くらいだったのに、バナナが2本で€0.9くらいだったのは結構びっくりです。
やっぱりワインのお国だなと思いました。

ところで、肝心の風邪薬がありません。
店員に聞きましたが、おいてないそうです。
近くに買えるところはないか聞いたら、橋を渡って少し行ったところに薬局があるそうです。
スーパーを出て、探しに行くことにしました。

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まだ朝が早いためか、運河を行き来するのは観光客向けのゴンドラではなく、飲料や食材をあちこちに運搬するボートでした。
確かにこういう流通がないとお店は困りますよね。
ゴンドラは何時からとか、決まりがあるんでしょう。

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路地が行き止まりだったりで、あちこち歩きつつ、この辺りかなと歩いていると、橋の向こうに緑色の十字マークを発見!!
前日にヴァポレットに乗ったときに対岸にこのマークを見かけたので、ここで間違いないでしょう。

その前にすぐ近くに雑貨屋があったので、見に行くことにしました。

直火式エスプレッソメーカーを購入

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ここは先ほどバナナや絆創膏を買ったスーパーマーケットと違い生鮮食品はなく、鍋や食器などの生活雑貨を扱っています。
ここで直火式エスプレッソメーカーを発見しました!
B&B
で毎日使っている3杯用ので、いくらくらいするんでしょうか。

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最初に見たのが€27.9がセールで€20.9(約2900円)でした。
うーん高いなぁ。
BIALETTI(ビアレッティ)という、1919年からの老舗メーカーのものらしいです。
Amazon
では同じものが3300円くらいだったので、日本で買うよりはお得ですが

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隣を見ると、別のメーカーのものもありますね。
右に並んでいるのはMokitaというメーカーのもので、同じ3杯用のが€8.75(約1230円)です!
これくらいなら気軽に買えますね。
日本ではこういう安いのは入手できないかもしれません。

そして、左に並ぶBRIGITTEというメーカーのカラフルな黄色とオレンジのものがありました!
これは鉄製ではなく、アルミ製のようです。
錆びないし、鉄の味がしないしかわいいので、黄色の3杯分のを買うことにしました。
€11.9
(約1670円)だったので、最初にみたBIALETTIのほぼ半額で購入できました。

安いのにはもちろん理由があるみたいです。
外装にMade in Chinaという文字が…(´_`)
ただ、部品を中国で作って、イタリアで検品ならびに組み立てをして販売しているそうです。
中国からの輸送費を入れても、全部をイタリア国内で作るより安いんですね。

風邪薬を購入

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雑貨屋を出て、薬局に行きました。
farmasiaと大きく書かれてあるので、google翻訳でチェックしたところやはり「薬局」とでました。

番号札を取り、順番になると店員さんに相談できます。
風邪薬のタブレットを無事に買えました。
服用には12時間あけるように言われたので、結構強い薬なのかもしれません。
とりあえずホッとしました。

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部屋に戻り、ヨメさまに薬を飲ませました。

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お昼はスーパーで買ってきたクロワッサンとレモンソーダ缶をいただきました。
クロワッサンはチョコ入り、アンズジャム入り、カスタードクリーム入りです。
プレーンのは売ってなかったですω`)

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂へ

午後よりいよいよ楽しみにしていたスケジュールです。
ザッカリアからヴァポレットの2番で1駅のサルーテで降りました。
降りてすぐ目の前にそびえる、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂に行きました。

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ここは内部が8角形になっていて、外壁に大きな宗教画が飾られています。
半周ほど回ったところで、1€3(約420円)で教会の内部に入ることができます。
ここからは写真撮影禁止なのですが、丸い建物の外周を回るような通路を通って、1人分くらいの幅を進んでいくと、広い部屋に出ました。

中にはティッツァーノの作品やティントレットの「カナの結婚」などの有名な作品が、壁や天井などに収蔵されていました。

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とりわけ印象に残っていたのはこの作品です(画像はネットからの拾いものです)
数年前にこの協会の隣の建物が火事になり、放水した際にこの作品の裏側が水浸しになり、急遽修復することになったそうです。
修復したのがこのティッツァーノの「ダヴィデとゴリアテ」です。
ダヴィデとゴリアテは有名な昔話で、弱小な者が強大な者を打ち負かす喩えとして、現在でもことわざとして使われているそうです。

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教会内に戻ると、ちょうど15時半からパイプオルガンの演奏が始まるようです。
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分後だったので、観ていくことにしました。

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厳かな雰囲気の中、パイプオルガンでバッハのトッカータとフーガが演奏されました。
そして司祭たちが現れ、聖書を読み祈りを捧げます。
信仰心のない私でも、厳粛な気持ちになりました。

演奏などでトータル1時間半ほどサンタ・マリア・デッレ・サルーテ教会にいたことになります。
サンマルコ広場を挟んだ運河の向かい側にある教会ということもあり、観光客はそれほど多くは来ていませんでしたが、ここはとても見応えがあり、穴場なスポットだと思いました。
並ばずに無料で入れるので、おすすめです。

サン・ジョルジョ・マッジョーレへ

一旦ザッカリアの乗り場に戻ってから、2番のヴァポレットに乗り換えて、ジョルジョ・マッジョーレの乗り場で降ります。

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今回のヴェネツィア旅行でいちばん楽しみにしていた聖地、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。

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ここの鐘楼へは、荒木マニアなら生きているうちに一度は登らなくてはならないッ!
という感じです。

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エレベーターに1€6(約840円)で登ります。

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もうこの時点でゴゴゴゴゴゴゴゴと響いてきそうです。
エレベーターは一度に5〜6人くらいが乗れるサイズです。
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背面はガラス張りで、今はもう使用されていない階段を見ることができました。
手をつないでいると

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なにイィィィィィッーーーッ!!

とはならず(ノ∀`)タハー
あっという間に鐘楼の最上階へと到着しました。
昔はここを階段で上がっていたというのだから、すごいことです。
こんなものを作ってしまおうという、当時の人たちの情熱というか、執念には、本当に感心してしまいます。

鐘楼の展望台へ

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時過ぎに鐘楼に登りました。

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360度を見渡せる展望台で、しかも窓がないのはすごい景色でした。
遠くにはイタリア本土が見えます。

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対岸を眺めるとサンマルコ広場やドゥカーレ宮殿が小さく見えます。
やや傾いた太陽が、海面にキラキラと映っています。

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しばらくして17時半になると大きく1回鐘が鳴りました。
鳴るのが分かっていても結構びっくりします。
次は18時に6回鐘が鳴るはずです。
もっと観光客が多くて、混んでいるのを想像していましたが、20人程度の人数がエレベーターで行き来する感じで、それほど多くなりませんでした。
サンマルコ広場の鐘楼は行列ができているほどなのに、対岸のこちらは行列もなく混まずに、制限時間もないのでとても快適でした。

せっかく雲も少ない好天に恵まれたので、ここで日没を待つことにしました。
窓がないので風がやや強く、日射しのあるところはまだ暖かいですが、結構冷えます。
パーカーの長袖やスカーフを持参して良かったです。

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途中、イタリア人の新郎新婦がウエディングドレス姿で登ってきて、撮影していました!
やはりここは格好の撮影スポットですよね。
朝焼けのザッカリア周辺やゴンドラでのウエディング撮影を見かけましたが、ここサン・ジョルジョ・マッジョーレもいいですね。

待つこと約1時間半。
最後のエレベーターの18:45過ぎに、係員からアナウンスが入り、降りるように言われます。
その直前のタイミングで、日没になりました!

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まさにマジックアワーです。
空は青紫色のグラデーションに染まり、サンタ・マリア・デッレ・サルーテ教会やサンマルコ広場が青白い影になり、後方の建物は山吹色になり、太陽はオレンジ色に輝いていました。
寒くても待った甲斐がありました。

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係員に促されて地上に降りました。
教会内も暗くなってしまい、本来はすばらしい宗教画なども見られませんでした。
鐘楼がメインだったので仕方ありませんが、全然混まなかったので30分遅くエレベーターを登ってもよかったです。

夕食はCrazy Bar

風邪気味だったことに加えて鐘楼で風に当たったこともあり、ヨメさまが暖かいものが食べたいと言ってます。
部屋の近くのお店が良いでしょうから、Crazy Barに行きました。

スープがないか店員に聞いてみたら、野菜スープがあるそうです。
それをオーダーしました。
あとはイタリア料理の定番、スパゲティカルボナーラポルチーニのリゾットもオーダーしました。

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野菜スープはジャガイモ、ニンジン、グリーンピース、インゲン、白豆、ズッキーニ、セロリ入りコンソメスープです。
ものすごく熱々のスープで、ヤケドしそうになりました。
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人で分けるのに十分な量でした。
冷えた身体にはありがたかったです。

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カルボナーラとリゾットもおいしかったですが、バーの料理らしくやや味が濃いめでした。
全部で€30(約4200円)ですが、テーブルでゆっくり座って、暖まれたのでよかったです。

部屋に戻ると、キッチンに初めて見かける方たちがいました。
オーストラリアから来たアンナという女性と、アルゼンチンから来たアンジェリカという女性です。
アンナさんは日本にも来たことがあり、箱根や直島(岡山県と香川県の間の瀬戸内海にある小島)に行ったことがあるそうです。
日本人も知らないようなところに、なぜ行ったのか聞くと、ここは島ごと現代アートになっているそうです。
調べてみたらベネッセアートサイト直島のウェブサイトがありました。
ヴェネツィアには2日目で、このあとノルウェーなどに行くそうです。

アンジェリカさんも2日目で、みなさん明日チェックアウトだそうです。
他の滞在者を見ていても思いましたが、B&Bは数日の比較的短期の滞在客が多いみたいです。

明日で私たちもチェックアウトです。
最初はいろいろ共用部分があったりで戸惑いましたが、慣れれば良い思い出です。
いろんな他の宿泊客の方たちと触れ合えて、英語でコミュニケーションを取る機会がもてたのも、旅の醍醐味でした。
ドミトリやゲストハウスなどの安宿は、ホテルしか宿泊したことのない私たちには敷居が高いですが、B&Bは住めば都でした。

また機会があれば、こういうところを利用してみるかもしれません。
明日はヴェネツィアを離れてミラノへと向かいます。
荷物をまとめて、早めに休みました。
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