inserted by FC2 system

7日目】923()雨のちくもり 17

last update:2016.12.01

IMG_2503
0800 起床
0815 カフェラテと24時間券を購入
0830
部屋で朝食
0920
駅到着
1000
半日ツアー開始
1300
ツアー終了
1305
駅のカフェでお昼
1430
ホテルに到着
2000
外出
2045 bar tabacchi il picchio
でお酒をいただく
2200
部屋に戻る
2330
シャワー
2430
就寝

■24時間券を購入

7
日目です。
朝食は昨晩買ったクロワッサンを食べることにして、温かい飲み物を買いに出かけました。

IMG_0632
昨日は気付きませんでしたが、フロント脇に自販機があり、そこでコーヒーも飲めるみたいです。
値段によっては、いちいち外出しなくてもよさそうです。
外は結構肌寒く、パーカーを着ていてもスカーフを首に巻きたくなりました。

IMG_0636 IMG_0638
近くのCaffe Hardyに行き、まずは交通券の24時間券を購入しました。
€4.5
(約630円)なので、いろいろ乗るならお得です。
ここで買えるなら、毎朝ここに買いにくれば良さそうです。
合わせてエスプレッソをオーダーしました。
€1
(約140円)です。

IMG_0637
エスプレッソをおいしくいただいてから、朝食用にカフェラテを2つ持ち帰りました。
1
€1.7(約240円)です。
ここは値段が良心的ですね。

IMG_0639
部屋に戻ってヨメさまを起こして、朝食をささっといただきました。
チョコクロワッサンがかなり大きくてボリュームがあったので、1つで十分でした。
4
個入りで€2.65(約370円)だったので、かなりお値打ちです。
クロワッサンがなくなるまで、毎朝の朝食はこんな感じになりそうです。

雨の半日ツアーに参加

市内観光ツアーに参加するために、最寄り駅に向かいます。
ホテルを出発したら、かなり強い風と雨に見まわれました。
折り畳み傘を持ってきて良かったです。

IMG_0641
傘がひっくり返るくらいの風で、あっという間にジーンズと靴がびしょ濡れになってしまいました。
新婚旅行でクアラルンプールやペナンの市内観光に申し込んだことはありましたが、それ以来ガイドさんをつけての観光ツアーというのは、ほとんどしていません。
まぁ自分で好きに回ればいいし、観光地の情報などはあとでいくらでも自分で収集できるからと思っていました。
しかし、ヨメさまがどうしても日本語の観光ガイドを付けたツアーに行きたいというので、今回は半日市内観光を申し込みました。
ただ、ツアー料金がかなり高いものばかりで、安いツアーは終了していたりでなかなかありません。
結局、音楽家たちの歴史を巡るツアーがまぁまぁな値段だったので、申し込みました。

IMG_0654
当日は朝10時前にガッレリアのルイヴィトン前に集合です。
ホテルからずぶ濡れになりながらPorta Romana駅まで行き、そこからDuomo駅まで地下鉄で移動しました。

IMG_0650
18年前に観たドゥオモはもっと全体が白かったような覚えがありますが、今日のドゥオモは少し黄土色っぽいような
天気が晴天でなく、大雨だったからかもしれません。

私たちの他にもう1組、年輩の日本人夫婦がいらっしゃって、日本人ガイドの方の案内で出発しました。

スカラ座を観光

まずはスカラ座に行きました。

IMG_0735 IMG_0661
当時のポスターなどが貼られている階段を登っていき、スカラ座のバルコニー席から、劇場内を観ることができました。

IMG_0680
劇場に隣接したホールは、かつて貴族の社交場として使われていたそうです。
スカラ座のスポンサーになった貴族が自分の席を得て、ここスカラ座に来て、演劇を見るよりも、ホールで貴族同士会話するのが楽しみだったそうです。

IMG_0677
劇場内ではリハーサルを行っていて、オーケストラの演奏を指揮者が操り、振り付け師が演技指導をしていました。

IMG_0689
その後、別の部屋に移動すると、演劇で実際に使用された道具や衣類、楽器や楽譜などが展示されているのを見ることができました。
楽器類は木製ですが、当時のイタリアは材木が入手しづらかった為に高価だったとか。
石材の方がはるかに安価に調達できたので、建築物などに使われたそうです。
教会も石で造られていますが、祭壇は高価な木材を使用していた、という事情があったそうです。
日本の木材に対する価値観と、まるで違っていたことに、結構驚きました。

IMG_0691
この鍵盤も大部分が木製で作られていたのですが、古いものなので現代のピアノのような打楽器のような仕組みではなく、弦楽器のように張られた糸が振動して音が鳴るようです。
蓋の裏側に絵が描かれていたのですが、これにはびっくりしました。

IMG_0691-2
ヴェネツィアで見た、ダヴィデとゴリアテじゃないですか!
画家は別の人ですが、このように同じ聖書の話が描かれるのはよくあることみたいです。
最後の晩餐といえばレオナルド・ダ・ヴィンチが有名すぎますが、他に何人も描いているそうです。

IMG_0698 IMG_0708
壁にはヴェルディを始めとする、有名な作曲家たちの彫像や肖像画が展示され、彼らの功績が讃えられていました。
別のところではスカラ座に出演した有名人の写真が飾らされいて、1967年の小澤征爾さんがいました!

初めてのスカラ座でしたが、歴史や文化をたくさん知ることができて、とても勉強になりました。

音楽家たちの家を観光

スカラ座を出て、Duomo駅から地下鉄に乗り、Buonarroti駅まで行きました。
ここに作曲家ヴェルディが建てた音楽家の家があります。

IMG_0760 IMG_0766
ここはヴェルディが晩年資財を注いで創った、音楽家たちの老人ホームです。
現在も入居者は50組ほどいるそうで、この建物内にヴェルディと奥様のお墓がありました。
音楽家たちの財産の規模は問わず、年金の8割を払うことで、同じ生活が保証されるそうです。

音楽家は死ぬまで生涯音楽家として、音を鳴らして欲しいという彼の考えのもと、音楽家だけが入居できる建物を創ったそうです。
当時、ネオゴシック建築という様式で建てたそうで、最新式の建物だったそうです。

建物の近くには若い音大生の寮があり、大先輩の身の回りの世話をすることで安く寮に住める制度があるそうです。
そこで音大生は、大先輩からいろいろと学ぶことも多いでしょう。
建物内では演奏会も行われ、住人の老人たちは無料で演奏会に行かれるそうです。

リストラや定年退職したサラリーマンが、仕事一筋で他にやることが見つけられなくて急激に老け込むと聞いたことがありますが、このように音楽のある環境に身をおくことで、老け込まずに現役として生きていけるそうです。

音楽家としてのプライドと、その仕事への感謝の気持ち、そして若い世代に音楽という芸術を引き継いでいかなければならないという、ヴェルディの考えが伺えます。
彼の貢献度は非常に大きく、音楽家たちからとても尊敬されています。
市内にもヴェルディの像が建てられていました。

これらの観光地を周り、ガイドさんから説明を受け、Duomo駅まで戻ってきて解散となりました。
最初はガイドツアーは不要と思っていましたが、とても勉強になりましたし、楽しかったです。
ガイドさんに、お礼のチップで€15(約2100円)を渡して別れました。

駅地下カフェでお昼

朝の大雨は落ち着きましたが、帰る前に、Duomo駅地下のPrima Cというカフェでお昼をとることにしました。

IMG_0779 IMG_0781
いろんな料理のプレートがショーケースに並んでいて、選んでオーダーします。
ワンプレートに盛りつけられた料理はどれでも€6(約840円)です。

私はモッツァレラチーズのプレート、ヨメさまは鶏肉のカツレツのプレートにしました。
これにミネラルウォーター(€1)も1本つけました。

IMG_0785
パンがバスケットに入ってきて、それぞれのお皿が運ばれてきました。

IMG_0783 IMG_0784
料理は暖めなおして提供されました。
これは嬉しいです。
ミラノ風カツレツは牛肉ですが、これは鶏肉でも胸肉を叩いて揚げているようで、さっぱりしていておいしいです。
インゲン、ズッキーニ、パプリカ、ブロッコリーにモッツァレラチーズを合わせて、おいしくいただきました。

会計はパンが付いてきても、明朗会計な€13(約1820円)です。
Duomo
の真下なのに、良心的ですね。
満足して帰ることにしました。

路面電車に乗る

帰りの地下鉄を1つ手前のCrocettaで降りて、トラム(路面電車)に乗るとヨメさまが言い出しました。
BS
で路面電車の番組を見てから、イタリアでぜひ乗りたいとは思っていましたが、無事にホテルの近くの停留所で降りられるか、Zenfone5のグーグルマップで確認しながら乗りました。

IMG_0801
駅の出口のすぐ近くに停留所があり、そこからトラムはずっと南下するルートのようです。
これをそのまま乗っていくと、昨晩行ってきた大きなスーパーマーケットに行かれます。

IMG_0802
車内は満員で、地元の方々でいっぱいでした。
ギュウギュウの車内から、無事にホテルの最寄りの停留所で降りられました。
このトラムも地下鉄も、同じ24時間券が使えるので助かります。
10
分歩いて地下鉄の駅まで行くのより楽ですが、信号待ちがあったりいつ来るか分かりにくいので、一長一短ですね。
今回のホテルの立地だと、トラムは利用しないといけませんね。
頑張って乗りこなしてみたいと思います。

疲れたときには甘いもの

帰りにホテル近くのお菓子店、Antico Fornoに立ち寄りました。
ここでクリームコロネと、チョコタルトを買いました。
€2.73
(約380円)と、とてもお値打ちでした。
そして朝も行ったcaffe Hardyで、カフェラテを再び持ち帰りました。
ラテマキアートにしたところ、1€2(約280円)になりました。

部屋に戻ると清掃が終わっていて、すっかりきれいになっていました。
ずぶぬれの靴と靴下を脱ぎ、落ち着いてから甘いものをいただきました。

IMG_0812
コロネのサクサク感と、タルトのザクザクがかなりおいしいです!
ここは安いけど、とてもいいですね。
滞在中にまた買おうかと思いました。

ホテルのコーヒー自動販売機を利用

夕方になっても雨がときおり強く降ったりしているので、ホテルの外には出ないで、コーヒーの自販機を利用してみることにしました。
料金が書いてないのでフロントで聞いたところ、€0.7(約100)です!
安いですね。
味はどうなんでしょうか。

エスプレッソもカプチーノもマキアートもショコラもレモンティーなどもありますが、どれも0.7ユーロなんでしょうか。
とりあえずユーロ硬貨を投入して、ボタンを押してみると、動きました。
MOKACCINOにしてみました。
マドラー入りでカップが出てきて、びっくりしました。
十分おいしいです。

IMG_0816
これならコーヒーを飲みたくなったら、ここまで降りてくればよさそうです。
カップが熱いので、持ち運びが大変そうですが。

砂糖は備え付けでありませんでしたが、MOKACCINOは砂糖が底に溶けずに残っていました。
近くのカフェでテイクアウトする際に多めにいただいて来ようかなと思いながら、自販機でエスプレッソを追加オーダーしました。

IMG_0818
あれ、よく見ると一番上の左右のボタンが、どうやら砂糖増減ボタンみたいです。
これでお好みの甘さにもできるみたいですね。
これなら全く問題ないので、電気ケトルがなくても解決です。

IMG_0819
部屋に持ち帰って、おいしくいただきました。

IMG_0822
夕陽の時間帯に外の雨が止んだみたいですが、とても大きな虹がかかりました!
海外で虹を見たのは、初めてです。
朝の強い雨が報われた気分でした。

バーを探しに出発

夜になり、小腹が減ってきました。
ヨメさまはあまりお腹が空かないそうなので、私だけ外出しました。

近くのバーかカフェで何かいただこうかと思いつつ、もう20時を回っていたのでハッピーアワーやアペリティーボは終わってしまったかなとも思いました。

IMG_0829
昼間路面電車で南下してきた大通りを、逆に北上する形で歩いて行ったのですが、通り沿いにいきなりそれほど大きくないスーパーマーケットを見つけました。
昨日はスーパーマーケットを探してかなり歩いて苦労したのに、何だったのかと思いましたω`)ショボーン

IMG_0833 IMG_0836
その後、さらに大きなスーパーマーケットを見付けました。
むー、この界隈だけで十分買い物に困らないじゃないですか。

IMG_0840 IMG_0841
少々がっかりしつつ歩いていると、バーがありました。
もう営業時間終わりかな、と思いつつお店に入ってみると、まだ営業しているそうなので、小さいビールをオーダーしました。
€2
(約280円)です。
おつまみがカウンターにならんでいますが、値段が書いてありません。
いくらかな、と思いつついただきました。

IMG_0845 IMG_0846
焼きナスとサラミのサンド、サラミのスライス乗せパン、ハム乗せパン、ピザ、どれもうめー!ヽ(・∀・)
たまりませんね。

IMG_0848
お店ではトリノリーグのユベントス対フロジノーネがキックオフになったばかりで、大画面で映しています。
こちらのお店は、ユベントスの大ファンみたいですね。
店員も試合を観て、思い切り盛り上がっていますf(^^;)

IMG_0849
赤ワインをグラスで追加でいただきました。
これにおつまみをいくつかつまみながら、試合をしばらく観戦しました。

会計で、€10くらいかなと思っていたのですが、びっくりの€4(約560円)です!
え、マジっすか。
おつまみは無料で、ドリンク代金だけのようです。

こちらのお店は、普段は6:3020:00までの営業時間が、サッカーのある日は試合が終わるまで延長するそうです。
素晴らしすぎますね。
これもミラノ中心部ではなくて、少し外れているからこそできるサービスでしょうね。

これはまた滞在中に来なくては。
そう思いつつ、お店を後にしました。

夕飯にホットサンドを買う

ヨメさまの夕飯に、ホテルのすぐ近くのGelateria Ripamontiでテイクアウトすることにしました。
パニーノはこの時間はもうなくて、ホットサンドのみになるそうです。
それでオーダーしました。

イカ焼きのような鉄板で丁寧にプレスして、サンドイッチを焼いてくれました。
€3.5
(約490円)です。
ホテルに戻り、私はカフェラテを自販機で買って、部屋に戻りました。

IMG_0851
ホットサンドはたっぷりのチーズとハムが入っていて、大変満足したようです。
先ほどの私のバーとほぼ同じ金額というのには、改めてバーが安すぎると思いました。

朝からいろいろと大変でしたが、いろいろな発見があって、楽しかったです。
明日はミラノ万博です。
楽しみに休むことにしました。
inserted by FC2 system