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1日目】2017310日(金)晴れ時々くもり・小雨10

last update:2017.03.19

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1039 新横浜から東京発新大阪行のぞみ223号乗車
1238
 京都駅到着
1310
 京都市営バスに乗車
1328
 祇園に到着
1330
 ホテルサンライン京都祇園四条に到着
1400
 散策に出発
1415
 建仁寺を参拝
1500
 安井金比羅宮を参拝
1530
 六道珍皇寺を参拝
1540
 ひと休み
1615
 バスで祇園へ
1630
 祇園辻利に到着
1650
 茶寮都路里へ
1800
 ホテルに戻る
1940
 円山公園を散策に出発
2030
 松葉北店で夕飯
2300
 お風呂
2500
 就寝

旅のはじまり

京都旅行が始まりました。
国内旅行で23日なので荷物は多くありませんが、お土産など買うかもしれないので小さめのスーツケースを持って行くことにしました。

自宅を出て最寄り駅まで行ったところで、ヨメさまが忘れ物をしたので戻ることになりました。
予定していた新幹線の発車時間には間に合わなかったのですが、当日ならそのまま同一区間の新幹線で自由席に乗れるから助かりました。
(出発前ならみどりの窓口で別時間の指定席にも変更可能)
飛行機の旅行だとこうはいきません。

予定より20分くらい遅れて、新横浜からのぞみに乗り込みました。
東京駅や品川駅から乗ると、平日の朝にスーツケースを持って行くのは混雑していて大変なので、下りで新横浜にしました。
それ自体は正解だったのですが、駅のエレベーターやエスカレーターが少なくて、荷物を持って階段を移動するのに苦労しましたω`)

新幹線は快適ですね

新幹線に乗り込み、出発です。

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私は毎年秋に会社の行事で大阪に行きますが、ヨメさまと新幹線は久しぶりです。
乗車前に買っておいた、駅弁もいただきました。

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海外旅行で飛行機の移動に慣れているので、新幹線の控えめな騒音と、自分の好きな時間に食事をいただけるのは気が楽ですね。
新横浜からちょうど2時間で、東京よりやや気温が低くて肌寒い京都に到着しました。

京都駅からバスに乗る

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京都には約6年前に、妹の結婚式で行って以来になります。
その日の帰りに、京都駅ナカのスパイシーマサラというスタンドカレー店で赤&黒カレーをいただいたのですが、まだお店はありました。
今回はヨメさまの付き添いなので、カレーのお店には行く予定はありませんが

京都駅から市バスに乗って祇園まで行くのですが、先に京都駅構内のコインロッカーの場所を把握しておくために、歩きました。
最終日が11時にホテルをチェックアウトして観光するので、ホテルに荷物を預けてもいいのですが、ちょっと方角が違うので京都駅のコインロッカーに入れておこうと思っています。

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広い駅を歩いてみると、コインロッカーが大量に用意されていました。

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大きさも3種類あり、1番大きいものだと700円ですが、スーツケースも入りました。
さすが訪日観光客の多い京都ですね。
最終日もここに来ることにして、バス乗り場へ行きました。

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駅西口に大きなバスターミナルがあり、市バスが各所へと発着していました。
バスの後部ドアから乗車して、前のドアから降りる際に運賃を支払うシステムです。
市バスの乗車料金は、均一料金区間内なら230円でした。
また、均一料金区間内の1日乗車券が500円で販売していました。
なお、お釣りが出ないようで、ちょうど支払うか事前に1000円札などを車内で両替する必要があります。
お釣りが出ないってペナンのバス、RapidPenangかと思ってしまいましたf(^^;)

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バスはかなりぎゅうぎゅうに混み合い出発しました。
途中、三十三間堂などの有名な観光地を通り、乗り降りの客がかなり入れ替わってました。
PASMO
で支払うつもりでしたが、観光地で何度も乗り降りするのを考えると、1日乗車券の方がお得かもしれません。
しばらくバスに揺られると、ホテルの最寄りになる祇園に到着しました。

ホテル到着で予期せぬトラブル

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バスから降りて50mほど歩くと、ホテルサンライン京都祇園四条に到着しました。
今日からこちらでお世話になります。

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入口とロビーから、縁台に緋毛氈 (ひもうせん)がかけられていて、雰囲気バツグンです。
あの緋毛氈と呼ばれる赤い掛け物は、魔除けの効果があるといわれているため、お寺の近くの茶店などでもかかっていたという説があるそうです。
ちゃんと理由があるんですね。
勉強になりました。

フロントで名前を告げてチェックインしようとしたのですが、予約名がないと言われました。
はて?おかしいですね。
Booking.com
経由で予約したので、予約完了時のメール画面をフロントに見せて、確認してもらいますが見つかりません。
Expedia
だと電話で問い合わせができますが、Booking.comの問い合わせはメールフォームしか見当たりませんでした。
(カスタマーサービスにあるようですが、このときは見つかりませんでした)
困ったところで、フロントがBooking.comに電話してみますとのこと。
予約番号を伝えて、確認してもらいました。

「はい、はいえー、分かりました」
という感じで電話が済んだあとで、予約が見つかりました!
「お客さまもしかしてUshizo Curryloverというお名前でご予約されましたか?」

ω):;*.':;ブッ

まったく予想してない事態に変な汗をかきました。
以前Booking.comのアカウントを作成したときに、Facebookに紐付けて登録したような気がしますが、Facebookのアカウント名をその名前にしていました。
後日Facebook側から「アカウントは本名で登録しろや(Д)ゴルァ!」と言われてアカウントを凍結されました。

本名で渋々登録したものの、Booking.comのアカウントは変更されてなかったみたいです。
しかし、昨年秋に大阪で1泊したときは本名でホテルの予約が取れていて、特に問題がなかったんですけどもどうなってるんでしょう。
ヴェネツィアのB&B Venice Hazelを予約したときも問題ありませんでした。
とりあえず無事にチェックインできたから良いですが

ただ、悪いことばかりではありません。
ホテル側から「大変お待たせしてしまいましたので、お部屋をワンランク上で提供させていただきます」という嬉しいサービスがありました!
こちらが悪かったのに、こういうサービスをしてくれるとは思いませんでした。
滞在中、フロントの方は皆さん気持ち良い対応をしてくださいました。

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宿泊カードには予約名を記載する必要があるそうで、この名前で書かれましたf(^^;)
その後でBooking.comから「アカウントは本名で登録しろや(Д)ゴルァ!」とメールが来たので、変更しました。
宿泊時の申し込みフォームはともかく、アカウント名は本名である必要ないんじゃないかとは思いますが、今後のためにも変更しておきましょう。

部屋に着きました

意外なトラブルがありましたが、部屋に入りました。
鍵を入口そばのスイッチに挿すことで電気が供給されるタイプなので、外出時はモバイルバッテリーの充電などができません。

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部屋は結構広くて暖かく、トイレ(ウォシュレット)と洗面所、浴室が別になっています。
アメニティもひと通り揃っています。

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浴室と浴槽も広くて、洗い場もちゃんとあります。
お湯も熱いお湯が大量に出ます(日本なんだし当たり前かf(^^;))。
京都なので温泉や大浴場はありませんが、フロントで入浴剤を100円で売っていたので買いました。
久しぶりに足が伸ばせる広いお風呂でゆっくりくつろげそうです。

室内はドライヤー、電気ケトル、テレビ、ミニ冷蔵庫と揃っています。
(ミニ冷蔵庫はコンセントがささっていなく、冷やせず利用できませんでした)
毎日ミネラルウォーター500mlが無料支給されました。
カップにかけるタイプのフィルターコーヒーと紅茶のティーバッグが備付けですが、砂糖・ミルク・マドラーなどはフロントに言わないとついていません。
Wi-Fi
も無料でパスワードなしで利用できます。

感心したのは空気清浄機と加湿器が備え付けでありました。
今回の部屋はスーペリアダブルにランクアップしてもらったのですが、空気清浄機と加湿器は全室に付いてるそうです。
かなり部屋が乾燥していて、2日目は喉がガラガラで起きたのですが、2日目の夜に加湿器をつけて寝たら3日目は快適に起きられました。
大通り沿いですが、窓が二重になっていることで騒音が全く気にならないことと、外の気温が室内にあまり影響なかったのが嬉しかったです。

お寺巡りに出発

荷物を置いて、早速お寺巡りに出発となりました。
大通り沿いに歩いていくと、いくつも着物レンタルのお店がありました。
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日レンタルで3000円前後で利用できて、メイクやヘアアレンジもしてくれるみたいです。
街中で若い女性たち(外国人観光客も)がたくさん着物を着ていましたが、レンタルを利用しているんですね。

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そういえば、京都は街の景観を損ねないように、お店の看板に規制があります。
コンビニやチェーン店も、東京とは外観が違っていて探すのが面白かったです。

しばらく歩いて、最初の目的地に到着しました。

お寺巡りその1:建仁寺

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建仁寺(けんにんじ)です。
立派な門構えです。
こちらは勅使門(ちょくしもん)といい、国の重要文化財に指定されているそうです。
こちらのお寺は、鎌倉時代に建てられたもので800年以上経つそうです。

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中を散策していき、本坊(ほんぼう)に着きました。
こちらで靴を脱ぎ、入場料を支払います。
中は撮影自由でした。

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いきなり奥の部屋に、有名な風神雷神図屏風がありました!
高精細デジタル複製とのことですが、圧倒されました。

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そのすぐ近くで御朱印の受付がありました。
最初なので、御朱印帳を買います。
御朱印帳とはじゃばら状になっているもので、ケースに入っています。
表紙の絵柄がそのお寺により違っていて、面白いですね。
ヨメさまは見たばかりの風神雷神の表紙にしました。
1400
円で、御朱印が本日の日付入りで書かれてありました。

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引き続き中を見ていきます。
スリッパを履き、美しい日本庭園の脇の廊下を進み、大きなお堂に着きました。
ここは法堂(はっとう)と呼ばれるそうです。
広いお堂に入ってびっくり!

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巨大な双竜図が天井に書かれてありました。
スケールと絵柄にも驚いたのですが、天井画ってキリスト教会の印象があったので、それが日本にもあることが意外でした。
こちらは小泉淳作により2002年に建仁寺建立800年を記念して描かれたそうで、最近のものですね。
巨大な双龍図に目を奪われがちですが、下の祭壇も赤と黒の色合いがとても立派でした。

他にも高精細デジタル複製の襖絵など、とても見どころ満載でした。
最初のお寺から見学にかなり時間がかかりました。

お寺巡りその2:安井金比羅宮

建仁寺を出て、すぐ近くにある次の目的地に着きました。

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安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう:通称安井のこんぴらさん)です。
こちらは縁切りと縁結びで有名な神社で、穴の空いた巨大な石をくぐってから戻り、お札を貼っていきます。
ヨメさまがこちらで悪縁切りのお願いに来たかったそうです。
しっかりくぐって、お願いもできました。

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こちらでも御朱印がいただけます。
御朱印帳に記帳していただき、これで2つめとなりました。

お寺巡りその3:六道珍皇寺

安井金比羅宮を出て、次の目的地に向かいました。
少し歩いて、入口の門が閉まっていて入れず、別の門へ回ったりで時間がかかりましたが、無事に到着しました。

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六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)です。
こちらもヨメさまが今回どうしても行きたかった場所です。
ここはこの世とあの世の境目と言われ、小野篁(おののたかむら)が毎晩井戸からあの世に通っていたと呼ばれています。
小野篁という人物は、朝廷と閻魔庁の両方に勤めていたという伝説があるため、ここには小野篁と閻魔大王が祀られています。

こちらにお参りして、御朱印をいただこうと思ったのですが、住職が説法中で締め切っていました。
半紙に書いてあるものならお渡しできますがと言われたので、それをいただきました。
直接書いてもらう他に、こういう場合もあるんですね。

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小野篁があの世通いをしていたという井戸は、一般公開されていなくて、お寺の脇にある格子戸から覗き見ることができます。
でも中に観光客らしき人たちがいるような

また小野篁と閻魔大王の像も一般公開されていないのですが、この日はご開帳されていて、見ることができました。
(撮影禁止です)
先ほどの観光客らしき人たちがぞろぞろ来たので、団体客向けに井戸や閻魔大王は公開されるみたいです。
団体客のおかげで小野篁と閻魔大王は見られましたが、御朱印は直接書いてもらえずで、どっちが良かったのやらf(^^;)

ちなみに現在は京都のお盆をお迎えするのに必要な鐘楼が修復工事中でした。
昨年9月から今年7月までの工事なので、お盆までには間に合いますね。

たい焼き食べてひと休み

お寺と神社をハシゴして少々疲れましたので、ひと休みすることにしました。
通りにあったたい焼きのお店が気になったので入りました。

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黄金鯛焼きというお店です。
カスタードの鯛焼きと、クロ鯛(クロワッサン鯛焼き:つぶあん)をいただきました。

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クロワッサン鯛焼きは羽根状になっていてパリパリでした。
クロワッサンというよりは、ロティチャナイみたいな層になっているデニッシュ生地を鯛焼き器でプレスしたような感じです。
熱々で甘いもので疲れを癒やしました。

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ここからホテルまで歩いて戻ってもよかったのですが、祇園行きのバスで戻ることにしました。
車内に運転手の他にもう1人バス会社の方がいたので、1日乗車券を22日分で2000円払って買いました。
使った日から有効になるので、まとめて買っても大丈夫です。
明日・明後日に使おうと思います。

祇園辻利本店に並ぶ

バスで祇園まで戻って四条通を進み、ヨメさまお目当てのお店に向かいました。

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祇園辻利本店です。
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階がお茶の販売をしていて、2階が喫茶になっています。
ちなみに喫茶は茶寮都路里という名前で、少々もじってあります。
東京にも出店しているそうです。

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行列になっていましたので、並んで待つことにしました。
階段で待っている間にメニューをもらいましたので、見てみるとパフェやあんみつなどが並び、抹茶と一緒にいただけます。
どのメニューも結構お高いですが、人気みたいです。

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20分ほどで店内に無事に入れて、ヨメさまは都路里パフェ1178円)、私は都路里あんみつ1080円)にしました。
それぞれに温かいほうじ茶が付きます。

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巨大なパフェがやってきました。
とてもおいしい抹茶ホイップに栗甘露煮、抹茶ゼリー、小豆、抹茶アイス、ほうじ茶ゼリー、バニラアイス、抹茶みつ、寒天が入っています。

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私のあんみつもやってきました。
アイスとみつの種類を選べたので、ほうじ茶アイスに抹茶みつを選んでみました。
ほうじ茶アイスは口どけの後にほうじ茶の風味が抜けるような感じで、おいしかったです。
バナナが固かったのですが、熟してない訳ではなく甘さが強くて、これはかなり高いバナナを使ってますね。
栗甘露煮も大きくてしっかりしたものですし、1つひとつのものがちゃんといいものを使っているのが分かります。
お値段が少々高めなのも納得のおいしさでした。

抹茶ゼリーの柔らかい触感に白玉抹茶だんごのもっちり感、そして寒天のザクザクしたそれぞれの食感が楽しめました。
抹茶みつは底に入っていて、とてもおいしかったです。

ヨメさまは最初はお抹茶をいただいてみたいからこちらに来たかったのですが、パフェだけで十分満足できたようです。

夜の円山公園へ

一旦ホテルに戻り、小休止してから再度出発しました。
すぐ近くの円山公園が夜のライトアップをしているそうなので、見に行ってみることにします。

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円山公園はとてもきれいなライトアップがされていました。
ねぶた祭りのような大きなはりぼてがいくつか並んでいました。
そしてしばらくすると、何か前方が騒がしくなってきました。

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狐の嫁入りです!
この時期の19時と20時の2回行われるそうで、狐の嫁入り行列はこの近くの知恩院を出発して、円山公園を通って高台寺まで行くそうです。
思いがけず良いものが見られました。

松葉北店でニシンそばをいただく

円山公園から八坂神社を通って、四条通を西に進んでいき、夕飯の場所に向かいました。

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松葉北店です。
ヨメさまの読んでいるマンガで出てきたお店です。
上方落語でも時たま出てくる、ニシンそばをいただきに来ました。
閉店間際に何とか間に合いました。

山に囲まれた京都では、北海道から日本海を渡って運ばれてくる昆布や干し魚が珍重されていました。
そしてニシンは貴重なタンパク源だったそうです。
明治15年に、身欠きニシンを甘辛く煮た鰊棒煮を蕎麦に合わせたニシンそばを発案したのが、二代目松葉店主だそうです。

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おそばでニシンが隠れているのがニシンそばの特徴だそうです。
楽しみにいただきました。

おつゆは昆布ダシの上品なお味ですね。
おそばも喉ごしよくて、おいしいです。
ニシンは思ったより大きな身が入っています。
甘辛い醤油味でおいしいです。

ニシンって、おせち料理の昆布巻きでしか食べた記憶がなかったので、これだけしっかりニシンをいただくのは初めてです。
そして食べていくと、そばつゆにニシンの醤油味が混ざって、味の変化が楽しめました。
とてもおいしく、また身体が温まりました。
京都の食の歴史を垣間見れて、良かったです。

初日から非常に密度の濃い1日を過ごしました。
明日も観光が続くので、ゆっくり休みました。
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