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2日目】2017311日(土)晴れ時々くもり10

last update:2017.04.02

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0840 起床
0900
 朝食ビュッフェ
1030
 部屋に戻る
1100
 外出
1120
 人力車に乗る
1215
 清水寺を参拝
1315
 松原通りのお土産屋を物色
1400
 高台寺を参拝
1420
 知恩院を参拝
1500
 OKUで抹茶と甘味をいただく
1600
 部屋に戻る
1800
 八坂神社で奉納舞踊を観る
1915
 イグレックで夕飯
2030
 部屋に戻る
2200
 お風呂
2500
 就寝

豪華な朝食ビュッフェ

2
日目です。
朝食はホテル地下のレストランでビュッフェをいただきました。

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こちらのレストランは、30種類以上の和・洋食が揃っています。
仕切りのあるプレートで料理を盛り付けられるのが、嬉しいです。
ご飯にとろろ、味噌汁があるので、おかずは和食を選びました。

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ベタな旅館の朝食メニューだと焼き海苔とかありますけど、高野豆腐の煮物や白和えがあるのが嬉しかったです。
これだけ選んでも、まだ納豆や梅干し、漬け物などが残りました。
パンや洋食もありましたが、和食の充実っぷりにあまり選ぼうとは思いませんね。

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デザートもケーキやフルーツが充実していて、朝から非常に満足できました。
部屋に戻り少し食休みをしてから、本日の観光に出発しました。

初めての人力車

今日はヨメさまの希望で、人力車に乗りました。
ペナンでトライショー(2人乗り人力自転車)には乗りましたが、日本の人力車は初めてです。
えびす屋という会社のサイトから、ヨメさまが予約しました。

京都はもちろん、浅草でも見かけます人力車は、北海道から沖縄まで観光地にあります。
バスでもなく、徒歩でもないスピードと目線の高さで移動してくれて、車夫さんが観光地の案内や解説もしてくれます。
利用する時間や距離で値段も変わりますが、今回は30分コースで9000でした。

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ホテルのすぐ近くで待ち合わせて、担当の車夫さんにご挨拶して、乗車しました。
人力車の足元にはプレートがあり、1台ごとに名前が違います。
私達を運んでくれるのは、梵天(古代インドの神ブラフマーが仏教に取り入れられたもの)号になります。
温かい椅子に腰掛けて、柔らかなひざ掛けをかけてもらって、出発しました。

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京都の登り坂や下り坂をゆっくりと巡っていきます。
途中、ねねの道という豊臣秀吉の正妻がお参りしたといわれる通りを抜けていきます。
階段はさすがに通れないので、多少迂回しつつ坂道を昇っていきます。
快適な時間はあっという間で、清水寺のすぐ近くまで着きました。

旅行前は9000円という値段は高いかな、と思っていましたが、実際に利用してみるととても快適でした。
貸し切りで走ってくれて、現地のガイドや観光名所をバックに記念撮影してくれたのを考えれば、妥当な値段かなぁという感じです。
清水寺を観光したあとの帰り道の案内もしてもらいました。

お寺巡りその4:清水寺

石段を登ると目の前が開けました。
清水寺です。

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白と朱色、緑の鮮やかな色彩の大きな仁王門がそびえています。

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門をくぐり、回廊を進み、本堂へと入ります。
出世大黒天にお祈りして(出世はそれほどしなくて結構です。まとまった休みを取れる立場にしてください(ノ∀`)タハー)、本堂でもお参りしました。

こちらで御朱印がいただけました。
ヨメさまは御朱印とあわせて御詠歌(ごえいか)も書いていただいてました。
あまり御詠歌を求められることは多くないようで、お寺の方にどこでお知りになったんですか?と聞かれていました。

そしてその先には、あの有名な清水の舞台が現れました!

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素晴らしい景色ですね。
一部修復中だったのですが、この清水の舞台は急斜面のこの場所に、懸造(かけづくり)という建築技法を用いて、木だけで釘を使わないで建てているそうです。
この建築技術は日本独自のものだそうです。

少し前にBSの番組で見たのですが、清水寺は過去に9も火災で消失しているそうです。
延暦寺と興福寺の勢力争いなどの歴史により、何度も被害に遭いながらも復活してきました。
それらの歴史は、中学3年の頃の私はもちろん不勉強で知りませんでした。
1994
年にはこの清水寺は世界遺産にも登録されています。

海外ばかりに目を向けていましたが、日本にも世界に誇れる素晴らしい歴史や文化があることを再認識できました。

お土産を物色

清水寺から音羽の滝を抜けて、松原通りに出ました。

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ここは原宿みたいに土産物屋が軒を連ねています。
ヨメさまが扇子を売っているお店を見付けて、入りました。
ちょうど扇子が壊れていたそうなので、旅行の機会に新調することにしました。
値段もピンキリですが、2000円台で気に入ったものを購入しました。
お店の店員さんはさすが専門店だけあって、扇子の扱いかたについていろいろと教えてくださいました。
あおぐときに、自分の身体に扇子を当てるようにする人がいますが、そうするとすぐ壊れてしまうそうです。
あと開くときと畳むときも、ゆっくり端からパタパタと折りたたむようにしないと、傷むのが早いそうです。

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お次は八ツ橋の専門店、西尾です。
本当は隣のもうひとつの八つ橋のお店に行くつもりだったのですが、間違えてこちらに入ってしまいました。

生八ツ橋の試食が全種類できて、購入できました。
オーソドックスなニッキのつぶあんと、抹茶のつぶあんを自分たち用に買って、職場には変わり種のレモンと紅茶の生八ツ橋を買いました。

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ここで抹茶ソフトクリームを買ってひと休みしました。

お寺巡りその5:八坂神社

道なりに進み、二寧坂に出ました。

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一年坂、二年坂、三年坂と呼ばれている坂道ですが、二年坂は二寧坂というのが正式名称のようです。
ねねの道と清水寺の間の辺りの坂道をそう呼んでいるみたいですが、一年、二年、三年というのは実は当て字っぽいです。
三年坂も産寧坂というようで、安産祈願で妊婦さんが参拝に来ることからそう呼ばれていたようです。
そうなると、一年坂も一念とか一寧が正式名称だったのではないかという気がします。

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そして人力車で運んでもらった道に戻ってきました。
道なりに戻り、昨晩来た円山公園を抜けた先のこちらに到着しました。

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八坂神社です。

昨日は夜のライトアップで通っただけですが、昼間で参拝できました。
こちらでも御朱印をいただけるようです。
限定100枚(紙でのお渡しのみ)という御朱印や、期間限定のものもありました。
こういうのが加熱すると、オークションに出すような罰当たりな輩が増えそうですが…(´_`)

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また、ここで舞妓さんの奉納舞踊が観られるようです。
ちょうどこの日も18時半からあるみたいです!
ヨメさまはギオンコーナーという観光名所で、舞妓さんが見たいと言っていたのですが、ここで奉納舞踊が観られるなら行かなくて良いということになりました。

お寺巡りその6:知恩院

八坂神社を出て、道なりに進むと次の目的地が見えてきました。

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知恩院です。
徳川家が建てたという、巨大な三門に圧倒されました。
そこから男坂と呼ばれる、一段一段が大きな石段を登っていきます。
登りきった先は開けた場所に出ました。

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学校の体育館くらいの大きさの建物がありますねって、これ、御影堂という国宝の修復のためにすっぽり覆うカバーですか!
法然上人の御影(みえい)をまつるといわれる御影堂のスケールもすごいですが、修復のスケールもまたすごいです。
この修理作業は平成24年から31年までの予定で作業中とのことです。

この修復場所のすぐ近くで、御朱印をいただける場所がありました。
こちらに並んで、ヨメさまも御朱印を書いていただきました。

もっと全体を見て回ることもできたのですが、清水寺から歩いてきて少々疲れたので、折り返すことにしました。

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帰りは男坂の左脇にある、女坂と呼ばれるなだらかな石段を下って降りました。

花見小路道のOKUでひと休み

知恩院から円山公園、八坂神社を抜けて、祇園の花見小路通にやってきました。
昨日は都路里で甘味をいただきましたが、ヨメさまは他のお店にも行ってみたいそうです。
合わせて、この花見小路道は舞妓さんや芸妓さんが歩く通りなので、それを見たいというのもあったようです。

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花見小路道を進んで行きますが、お茶屋さんはなかなか見つかりません。
料亭や飲食店はあるのですが
地図で調べてみると、裏通りに甘味のお店があるみたいです。
そちらに行ってみました。

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OKUというお店です。
和バルと書かれてありますね。
京都の旅館・美山荘のプロデュースした、カジュアルなお店らしいです。
和食や立ち飲み、カフェとして利用できるようです。
かなりいいお値段でしたが、おばんざいなどもありました。

古民家を改装したような感じの店内は、入ってすぐシックな黒いカウンター席があり、その奥には落ち着ける感じのテーブル席がありました。
ちょうどカフェメニューの時間帯だったので、ヨメさまとそれぞれ注文しました。

ヨメさまは高級プリン、よもぎロールケーキ、抹茶のダックワーズと抹茶のガトーセット1580円)です。
私はわらび餅和三盆蜜セット1550円)にしました。
わらび餅が器にたっぷり入っていて、和三盆の蜜をかけて、いただきます。

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わらび餅はふるふるに柔らかくて、お箸でつまんでいただきましたが、ものすごいおいしいです!
今まで市販で食べたわらび餅とはまるで別物でした。
お抹茶も泡がまろやかで、苦味はほとんど感じなくておいしいです。

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ヨメさまのスイーツ3種類も、ものすごくおいしいです。
お値段が張るだけあって、居心地の良さと品質の高さがそれぞれ申し分なかったです。
京都はどの料理も甘味も、おいしいですね。
大変満足して、ホテルに戻りました。

八坂神社奉納舞踊を堪能する

ひと休みしてから、外出しました。
まずは八坂神社です。
先ほど知った、祇園囃子と舞妓さんの奉納舞踊を観に行くことにしました。

18
時前に舞台に行くと、既に人だかりができていました。
その中に混ざって時間を待っていると、演奏する平成女鉾静音会の方々が登場しました。
東日本大震災からちょうど6年になるこの日に、犠牲になられた方々へ届くよう囃子を奉納します、という口上から囃子が演奏されました。

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だんだんとテンポが上がっていく演奏は、見応えがありました。
囃子って、まさに日本のバンド演奏ですね。
雅楽もそうですけど、世界最古のオーケストラと言われるのも納得です。
日本の文化について知らないことばかりですが、海外に引けを取りませんね。

囃子が終わり、続いては奉納舞踊です。
日によって違う花街(かがい:京都に5カ所ある)から舞妓さんが来るそうですが、この日は上七軒から2名の舞妓さんが来ました。

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最初は桜の枝を用いた舞踊で、後半は扇子を用いた舞踊になりました。
とてもしなやかで美しい舞いを観ることができました。
舞妓さんを見たいと言っていたヨメさまは、この日思いがけず舞踊まで観られて大満足なようでした。

夕飯は京都のカレー!( ゚∀゚)

舞踊を観終わって、夕飯へと移動しました。
この日の夕飯の場所は事前に決めていなかったので、少し調べたら京都にもカレーのお店はあるようです。
チェーン店やスタンドカレーのお店がいくつかある中で、気になるお店が見つかりました。

前日に、にしんそばをいただいた松葉より少し西に行き、鴨川の橋を渡りました。
川を渡ると、途端に街の雰囲気が変わってコンビニやチェーン店がたくさん並んでいます。
京都の街の景観を守るエリアから外れたのかもしれません。
そのすぐ近くにお店はありました。

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イグレックというお店です。
小さいビルの2階に上がると、カウンター6席、テーブル4席ほどのお店です。
初老のご夫婦で切り盛りしていました。

カレーのメニューはビーフカレー980円)、野菜カレー900円)、小エビカレー980円)です。
私は野菜カレー、ヨメさまは小エビカレーを注文しました。
オーダーを受けてから、1皿ずつフライパンでソテーしています。
メニューを見ると、他にもフレンチの小皿メニューがありました。

しばらくしてカレーが運ばれてきました。

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野菜カレーの具材の種類の多さに、圧倒されました。
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種類以上あったと思います。
ヨメさまの小エビカレーもぷりぷりの海老がたっぷり入っています。

カレーは口当たり滑らかで、おいしいです。
辛さはあまりなく、コショウの辛さが少し立ってるくらいで、ヨメさまでも安心して食べられました。
付け合せのキャベツと山芋のピクルスが独創的で、カレーのいいアクセントになっていました。

食後に店主に少し話をさせてもらいました。
店主は京都出身の方で、フランス料理店に勤めていたそうです。
定年退職したのでカレー屋を開業されたとのことです。
オープンしてから7年ほどになり、当初からカレー屋をやりたかったそうです。
カレーソースにもフレンチの技法を用いているそうで、数年前に東京でも見かけたフレンチカレーのくくりに入りそうです。
メニューにフランス料理の小皿があるのも、納得です。

インデアンカレーなどの、大阪の甘辛カレーみたいなのを想像していたら、全く違うカレーが出てきて意外でした。
店主のお話から、大阪モンと一緒にはされたくないという意識が伺えました。
また「昔の京都は何もなくて静かだったけど、祇園の辺りなんて今やアミューズメント施設みたいでしょ」という風にも仰ってました。
京都の人間は、観光地としての京都を半分複雑な想いでみているんだなぁと感じました。
思った以上に良いお店と巡り会えて、嬉しかったです。

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ホテルに戻って、今日買った八つ橋をデザートにいただきました。
日本文化の素晴らしさを認識できた、とても有意義な1日でした。
明日でもう最終日になりますが、楽しみにして休みました。
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