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3日目】20041014日(木) 曇り快晴

last update:2016.11.30

0900 起床
0940
 朝食を昨日と同じガーデンテラスでいただく
1030
 ビーチへ。くつろいでから砂浜を散歩
1250
 ホテルを出て徒歩でバタフライファームに向かう
1330
 バタフライファームに到着。カメラ持参で見学
1515
 徒歩でホテルへと帰る
1530
 ホテルへの道の途中にあったフードコートで食事
1555
 ホテルに戻り、部屋でひと休み
1730
 プールで軽く泳ぐ
1800
 部屋に戻る
1930
 ガーデンテラスで夕食
2200
 就寝

20041014-01
今日は終日自由行動です。
朝から非常に陽射しが強く、気温が上がりそうです。
窓から見える広々としたプールに朝から入りたくなりました。

朝食は再びガーデンテラスで、昨日と同じビュッフェです。
昨日のチキンカレーが美味しかったので今日は2杯いただきました。

朝食後はビーチへ行ってみました。
砂浜に面したベンチで横になりぼーっと海や空を眺めます。
多少曇りがちだったが、陽射しがない分涼しげです。
何も考えずに心をからっぽにできる貴重な時間だったはずが観光客向けのマリンスポーツなどのインストラクターをしている現地の人達が、何度も日本語で声をかけてきます。

20041014-02
「バナナボート、タノシイネ」
「パラセービング、キモチイイネ」
「ボートノル?」
「釣リスル?ソコデスグタベラレルーネ」

ほっといてくれよ(`Д´#)

せっかくのムードが台無しです。
しばらくしてから砂浜を散歩していると前方に土産物屋を発見しました。
そこでお土産のTシャツや自宅用のシルクのテーブルクロスなどを購入しました。

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Tシャツ4枚:RM15×4=RM60
テーブルクロス:RM99
巻きスカート:RM55
ショール3枚:RM45×3=RM135
合計:RM349→RM330(約9900円)まで値切る

まだクアラルンプールにも行ってないのにもうお土産で一杯になってしまいましたm(_ _;)m
土産物屋の近くの砂浜で犬が寝ています。
ビーチドッグといわれるようで、足に金具の腕輪(?)が付いていました。
ビーチのお店が飼っているのでしょうか。

お昼過ぎにホテルを出発して、バタフライファームへと向かいました。
ホテルで聞くと徒歩20分くらいとのことで、いろいろ現地を見ながら行きたいので歩いて行きました。
が、雲が晴れてしまい暑い!!陽射しがジリジリと肌を刺します。
木陰に入ると途端に涼しく感じるので、これは気温ではなく陽射しの熱らしいです。

途中で後ろから追い抜いて行った車が止まって、運転席から「タクシーどう?」と声をかけられたが、笑顔で断って先に進みました。
ペナンのタクシーの料金システムは、マレーシア全土でも珍しく、メーターがありません。
運転手に乗車時に行き先を告げ、いくらで行ってくれるかを交渉する仕組みになっています。
車の屋根にタクシーの目印が付いてなかったから危なかったかもしれません。
できればホテルの入り口に来ているタクシーに乗るか、タクシーストップを利用した方が良いでしょう。
それで相場をつかんでからでないとボッタクられる可能性もあります。

進行方向の右手には小学校がありました。
こちらの小学校の授業時間は朝の7時からお昼まで、と13時から夕方までの二部制となっています。
どちらの時間帯に登校するかは生徒の自由のようです。
ちょうど午前の部が終わったようで生徒達が自転車で下校していました。
マレーシアは多宗教・多民族の国なので、帰る小学生も制服にイスラム教独特の黒や白い布を頭から肩にかけてかぶっている子もいれば、普通の制服姿の子もいました。
そのような様々な服装の子達が入り交じって机を並べてる姿を想像するととても(いい意味で)不思議な気分になりました。

途中の小さなお店で豆乳を買っている生徒もいました。
マレーシアでは豆乳もよく飲まれているようで、あちこちで見掛けました。
お店で買うと金魚すくいの袋のようなビニール袋に豆乳が入っていて、ストローが出ています。
吊るして持ち運んで飲むような仕組みです。
ちなみに味は日本の豆乳よりも薄くて甘いです。
多分水で薄めて砂糖などを足しているのだと思います。

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日陰に入り休憩しつつ、バタフライファームに到着しました。
入園料は大人一人RM12.5、子供一人RM6.25です。
カメラ持ち込みは1台につきRM1
入り口で料金を払うと入場券とカメラ持ち込み許可タグを発行してくれました。
2012.07追記:
地球の歩き方リゾート2012年版によると、大人RM20、子供RM10、ビデオカメラ持ち込み1台につきRM5に値上がりしているようです。

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ここは熱帯地方としては世界で最初に開設された蝶園で、41m×43mのケージの中に120種、30004000の蝶が一年中飛び回っています。
ケージ内は庭園になっていて、散歩しつつ触れるくらいの近さで沢山の蝶を見ることができます。
中は熱帯雨林を再現しているのか、水を霧状に噴射しているので湿度が高いです。
入るなり汗が噴き出しました。

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庭園を歩いていると蝶の他に様々な生き物が飼育されていました。
まずは熱帯雨林の植物に食虫植物です。
サソリ、タイコウチ(水棲昆虫)、ナナフシやコノハムシなどの擬態する昆虫、日本で大ブームになったエリマキトカゲ、カエル、全長40cmくらいのカメと全長3mくらいのヘビ、そして庭園内の池には日本の鯉と鴨などが見られました。

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庭園を出ると隣には世界中の蝶と蛾の標本が展示されていました。
ここからは撮影禁止なので残念ながら写真は撮れませんでした。
南米や南アフリカなど南半球の蝶は大きさが15cm20cmとかなり大きく、色もメタリックブルーのような鮮やかな色が多かったです。
自然界にこのような色があることに本当に驚きました。
また、模様もフクロウの目とそっくりな模様をして、擬態する蝶(蛾か?)がいたり、世界中に多種多様な蝶が分布していることにかなり驚きました。

その次の部屋には世界の仏像やペルーなどの部族のお面などが多数展示されていました。
そして土産売り場があり、出口です。
かなり蝶の見物を満喫してから出口の売店でアイスを買い、小休止した後で来た道を戻って帰りました。

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ホテル戻る途中にあるNasi Kander(ナシ・カンダー)の簡易食堂に入り食事をしました。
2012.07追記:
Nasi Kander
(ナシ・カンダー)とは、インド式のぶっかけご飯です。
棒で料理を担いで移動販売をしていたのを、この料理名で呼ぶようになったそうです。
ご飯にお好みのおかずをのせてもらうスタイルで、マレー系ならナシ・チャンポー、中華式なら経済飯とも呼ばれます。

店内のショーケースにはステンレスのバットが並び、牛、鶏、羊などのカレーIkan Goreng(アジなどの魚を素揚げしたもの)などが見られました。
こちらのお店でカレーが置いてあるお店は大抵このスタイルで、ルーをライスのお皿にお玉でかけてもらいます。
ひとすくいいくら、って感じです。

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ナンとライスを選べるがライスにしてもらい、チキンカレー(左)と羊の腸のカレー(右)、追加で小ぶりのイカが入ったカレーをいただきました。
ミネラルウォーター2本とラッシー(ヨーグルトで作ったドリンク)も頼んで合計RM14.8(約440円)
ものすごく安いです!ヽ(・∀・)
ホテルの食事がだいたい1RM25なので、庶民の食事をまかなっているこれらのお店と比べると、非常に高価だと実感しました。
また、羊の腸なんて日本ではなかなか食べられません。
非常にレアなカレーをいただくことができました。

ホテルの部屋に戻り、ひと休みしてからプールで泳ぎました。
この陽射しと温度を考えると前の日に泳いだ水着はカラカラに乾くと思っていたが、ホテルの部屋のバルコニーは日光が入らない方角に造られていて、陽射しが当たらないために全然乾きませんでした。
どうせ泳いで濡れるから良いですが、乾かないまま翌日の荷物になるのを考えると少し困りました。

明日の予定は早朝に起きてペナン空港からクアラルンプールに飛ぶので、夕食も早めにいただくことにしました。
その前に砂浜に行き、記念に砂を空いたフィルムケースに入れてきました。
こちらの砂はさらさらしっとりですごく気持ち良いです。
裸足で歩いてもガラスなどもないので、ケガの心配もしなくて平気でした。

20041014-12 20041014-13
夕飯は前日夜に続いてガーデンテラスです。
前日にパンが付いてきたことをふまえて、メインは1品ずつと飲み物だけにしました。
鶏肉のスープ(左)とオニオンスープ(右)、Penang Laksa(ペナンラクサ)と変な名前のきしめんのあんかけ焼そばのようなもの、ビールとパインジュースを注文しました。

20041014-14
ペナンラクサとはこのホテルで記載されていた名称で、広くはラクサと呼びます。
ペナンの代表的な料理で、タイ米で作ったうどんのような麺に、辛くて酸っぱいスパイシーな濃い味のスープをかけ、海老や野菜、油揚げなどの具をのせたものです。
ミントや生の唐辛子、紫玉ねぎみたいなものやミョウガのようなものなどがたっぷりトッピングされていて、風味が良かったです。
パイナップルを拍子切りにしたものも乗っていたが、これがすごく合う!ものすごく美味しかった!!

2012.07追記
マレーシア本島や、シンガポールなどの地域にもラクサはあり、地域ごとに違う味のようです。
ラクサはここペナンが起源といわれています。
他の地域ではココナッツミルクの効いたカレーヌードルだったり、サラワクでは麺が細かったりといろいろですが、ペナンでいただけるラクサは鰯などの魚介のダシにタマリンドの酸味が利いたもので、独特です。

このホテルではRM25だったと記憶していますが、屋台ならRM3前後でいただけます。
もちろん屋台ではトッピングなどはほとんどありませんが、麺とスープだけでも私は大満足です。
ラクサ初体験が発祥の地、ペナンでいただけたことはとても幸運だと思います。
日本でも要予約メニューながら、提供している店舗はいくつかありますので、興味のある方は訪問してみてはいかがでしょうか。

20041014-15
きしめんのようなものは、それほど辛くなくヨメさまでも安心していただけました。
ホテルの料理なのでものすごく辛かったりはなく、それは良かったです。

以上でRM110くらいでした。
ホテルのディナーが二人で3300円くらいとは!
本当にリーズナブルな国だと思います。

今日は3食中2食がチキンカレー、そして大当たりのペナンラクサと大満足でした!
明日は早朝に出発なのでスーツケースに荷物を詰め直して、早めに休むことにしました。
しかしペナンは本当に良いところでした。
自然も残っていて人の手が入りきっていなく、かといって不便でもありません。
現地の方も親切で屋台も沢山あり、食べ歩きをするには最適の島だと思います。
4
5日くらいゆっくりしても飽きないでしょう。

クアラルンプールよりも食事の値段は安めですし、日本人観光客も少ないので旅行の目的がブランド物のショッピングでなければ、クアラルンプールよりは私はペナン島をお薦めしたいです。
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