inserted by FC2 system

6日目】814日(水)曇り晴れ30

last update:2016.12.04

IMG_6346
0830 起床
0845 朝食Loafのパン
0930
 バスタオルを借りてくる
0940
 マングローブクルーズ出発
1420
 マングローブより帰る
1500
 アンダマンに戻る
1730
 プールに行ってみる
1840
 部屋に一旦戻る
1850
 ロビーでくつろぐ
2000
 夕食
2400
 就寝

マングローブクルーズへ

アンダマン滞在2日目です。

IMG_6233
この日は昨日買っておいたLoafのパンの残りをいただきました。
そしてプールサイドに行き、バスタオルを1枚借りました。

今日はランカウイ倶楽部というツアー会社の、マングローブクルーズに参加しました。
バスタオルはホテルで借りてくるように言われました。
やや早めにロビーに行ったのですが、既にドライバーが来ていて、出発しました。

ランカウイ倶楽部は日本人の尾島さんという方がオーナーで、ランカウイの自然が堪能できるクルージングを開催しています。
今回私たちが申し込んだマングローブクルーズはボートを運転してもらいますが、その他にも自分たちでカヤックを漕いで自然を進むツアーなどもあります。
ランカウイ倶楽部は日本人の利用客がかなり多いツアー会社のようです。

IMG_6257
2013年に観たマレーシア関連の番組でも、TBSの世界ふしぎ発見と、BS朝日のマレーシアの扉でそれぞれランカウイのマングローブクルーズが紹介されていました。
両方ともランカウイ倶楽部の日本人ガイドのタカさんという方が現地で案内をしていました。
そしてこの日は、そのタカさんが私たちのガイドをしてくださいました!
しかも他の参加者がいなかったので、この日は貸し切りでした!

IMG_6259
ボートに運転手とタカさん、そして私たちが乗り込んで出発です。
バスタオルを借りたのは、ボートで水しぶきなどが上がった時用だったようです。

タカさんに説明してもらいましたが、入り江の淡水に海水が入り、混ざった状態を汽水(きすい)というそうです。
マングローブとは固有の名前ではなく、その
汽水でも生活できる植物の総称だそうです。
あの有名なタコ足みたいな木をそう呼ぶのかと思っていました。
普通の植物では生活できない、塩分を含んだ汽水の場所で、潮の満ち引きで海水に根が浸かってしまうような場所でも生活できる理由などを説明してもらいつつ、ボートで進み…みみ…
速いー!(´゚ω゚):;*.':;ブッ
ボートが結構な速度で進んでいきます。
入り江の辺りは水面が静かですが、海上に出るとボートは結構揺れて、バウンドするように弾みました。

IMG_6277
この岩のちょうど真ん中に夕陽が落ちるそうで、撮影スポットだそうです。
さらに進み、大きな岩山のような島の脇に停泊して、そこに生息する生物などを見つけて紹介してもらいました。

IMG_6294
黄色い熱帯魚の群れが沢山います!
ボートのすぐ真下にどんどん集まってきます。
この魚は好奇心旺盛だそうです。

IMG_6298
青い鳥が枝に停まっています。
遠くから望遠鏡でそっと眺めました。

IMG_6302
崖の木々にぶら下がるコウモリです。
(ちょっと見つけにくいですが…)
このコウモリは日中でも生活できて、果物を食べるという珍しい種です。

IMG_6318
干潟のところにいる大小さまざまな色の蟹、ムツゴロウ、そして後で説明があった干潟に刺さる枝などが見られました。

IMG_6332
ランカウイの象徴の鷲(実はワシではなくトンビの仲間らしいです)です。
これらの生き物たちを間近で眺めることができました!

マングローブの神秘に驚く

その後でいよいよマングローブが茂る、入り江の中に入っていきました。
テレビではこの入り江のシーンだけしか紹介してませんでした。
放送では静かにゆっくり進んでいたので、今日の最初のような荒々しいボートの操縦は全く予想していなかったので、本当にびっくりしましたf(^^;)

汽水をちょっと舐めてみましたが、確かに海水の半分くらいのしょっぱさでした。
タコの足のように根を生やした植物が入り江の両脇に生息していますが、潮の満ち引きで土が削られてしまうので、木が倒れてしまわないようにタコ足に根を生やすそうです。
倒れそうになると、傾いた方向にだけ根が何本も生えていました。
そして入り江から離れた、陸地の奥の方では木々はタコ足ではなくどっしりと根をはり、1本の木として生息していました。

IMG_6368

IMG_6342
この木々にハブが巻き付いているところや、大きなトカゲがいるのをすぐ間近にボートを停泊させてくれて、見ることができました。

IMG_6351
また、途中タカさんが木から葉を1枚取りましたが、この葉の表面を舐めてみるとしょっぱいです。
裏面は全然しょっぱくありませんでした。
つまり、潮が満ちて漬かった訳ではありません。
これは葉っぱから塩分を排出する働きがある木の習性だそうです。
この汽水でも生活できるように、環境に順応したのでしょう。
他にもさまざまな方法で、塩分を排出する方法をマングローブの木々は身に付けているそうです。

IMG_6352
そしてテレビでも観た、木からストーンと落ちて干潟に刺さる、細く垂れ下がったような枝に見えるものがありました。
これはただの枝ではなく、既に根や葉がある状態で木から落ちるというものを、タカさんが1本取ってくれました。

IMG_6370
これが干潟に刺さって、そのまま根を張り、新しい木になったり、刺さらなくても流れていきどこかの地で新たな木になり、森になるかもしれないとのことです。
この植物たちの環境への順応能力には、ただただ感心するばかりです。

■7年後、再び約束の場所に

少し進んだ先に、このツアーに参加した方々にこの種を刺してもらう場所がありました。
人工的に植樹することになります。
数年で大きくなり、7年ほどで立派な木になるそうです。

IMG_6373
私たちもしっかり干潟の泥に刺してきました。
これは7年後に成長したかを見に来たいです。
7
年後は奇しくも2020年。
マレーシアが先進国入りを目指している目標の年です。
ランカウイに忘れられない場所ができました。

どちらの成長も楽しみにしたいと思います。

IMG_6389
この辺りにはカニクイザルが多く生息していて、ボートのすぐそばにまで来て、ランブータンの殻をかじったりしていました。

IMG_6396
途中、洞窟が見えてきました。
ここは自然に岩に水が当たることでできた洞窟で、干潮時に通れます。

IMG_6401
中に入っていくと、天井にはコウモリがびっしりとぶら下がっています!
先ほど見た、昼間も目が見えるコウモリとは違い、こちらは一般的によく知られるコウモリだそうです。

素敵な昼食と魚たち

IMG_6410
このあと休憩所の水上小屋に移り、お昼ご飯になりました。
ヨメさまも食べられるものが出るか心配だったのですが、Nasi Minang(ナシ・ミナン)でした。
インドネシアのミナンカバウ族が作ったご飯が起源らしく、昨年クアラ・ルンプールでいただいたNasi Padang(ナシ・パダン)ともいうようです。
違いはよく分かりませんf(^^;)

追記:知人から情報提供いただきました。
ミナンカバウ族の料理の数が豊富すぎるため、呼び名をナシ・パダンと総称するようになりました。
ナシミナンはあまり使わない呼び名だそうです。
インドネシアは民族が多すぎて政府も個々に呼称をつけず、州ごとにまとめて呼び名をつけているのが現状だそうです。

再追記:上記のNasi Minangは私の聞き間違いで、Nasi Minyak(ナシ・ミニャ)が正しかったようです。
「油ごはん」ってタカさんも仰っていました。
ググッたらギーライスとも訳されていて、レシピもありました。
聞き間違えたことで、違う料理を指してしまってました。
本当にマレーシア料理は奥が深いですm(_ _;)m

サンバルさえかけなければ辛くないので、安心していただけました。

IMG_6413 IMG_6415
マレーシアのあまり塩辛くない甘口の醤油をたっぷりかけて、よく混ぜていただきました。
これは美味しいです!
Nasi Minang
は初めていただきましたが、ご飯を油と一緒に炊いたもので、しっとりしていますね。

F&N
のフルーツジュースと一緒に、美味しくいただきました。
このあと、すぐ隣の水上小屋に移りました。
ここは魚類を養殖しているようです。
日本語が話せる陽気なおじさんが案内してくれました。

IMG_6423
足元の板の隙間に指を入れると「ピュッ!」と水を飛ばしてくる鉄砲魚や、おじさんが飼い慣らしていて、口に手を入れても平気なエイ、全長1mはありそうな鯵や、カブトガニなど、様々な魚類を見せてもらいました。

IMG_7557 IMG_7558
カブトガニは間近で見るのは新婚旅行以来ですが、日本では天然記念物なので食べられないカブトガニを、一度くらいは食べてみてもいいかなと思いました。
甲羅ごと焼いて、甲羅の中の卵を食べるそうです。

IMG_6430
帰りは入り江を通らずに外海をバンバン飛ばして帰りました。
すぐ向こうには、行ってきたばかりのタイのサトゥーンなどが見えました。
行き以上にかなりバウンドしてボートは飛ばして行き、最初の場所に戻ってきました。
行きに見た小さな小島が、潮が満ちてきたのでほとんど浸かってしまいました。
向こう側に見えていた木々も、根は完全に浸水して、幹まで浸かっています。
これで生活できるのだから本当にすごいなと思います。

IMG_6437
このマングローブツアーは1人あたりRM220(約6600円)で、ホテルまでの送迎タクシー、お昼ご飯付きと至れり尽くせりでした。
アンダマンから島の北東部までのタクシー料金は、多分片道RM80(約2400円)くらいするのではないかと思います。
その上、タカさんにはホテルまでの帰り道に、辛くない食事を買える屋台がないかを教えていただいて、大変にお世話になりました。
(上の写真の右がタカさんです。撮影ならびに掲載の許可をいただきました)

IMG_6563
極めつけは、ランカウイの魅力がたっぷり詰まったDVDをいただいてしまいました!
(この時期のツアー申し込み者に、有料のものを限定数プレゼントしていました)
また次回もカヤックなどのツアーに参加してみたいと思います。

屋台で食事をゲット!ヽ∀`)

タクシーで出発して比較的すぐに大きなぐるっと回る交差点に出ました。
その交差点にNasi Ayam(ナシ・アヤム:チキンライス)のお店がありました。

IMG_6441 IMG_6442
黄色いご飯にローストチキンが付いてくるようです。
辛くはなく、別添えのタレで辛さは調節するみたいなので注文しました。
1
人前RM4(約120円)で、スープも付いてきました。
またタイのガパオのように、スープも小袋入りの輪ゴム止めで渡されました。
昨日のサトゥンの思い出が蘇りましたf(^^;)

IMG_6445
さらにそのすぐ後にPisan Goreng(ピサンゴレン:バナナ揚げ)の屋台もありました!ヽ∀`)
ここではバナナ揚げ6枚ほどでRM1(約30円)でした。
さらに他にもビニール袋入りのBubur Cha-Cha(ブブ・チャチャ:かぼちゃやサツマイモ・タピオカなどが入ったココナッツ風味のスイーツ)もありました。
私は緑豆入りのBubur Kacang(ブブ・カチャン)を買いました。
RM1
(約30円)です。
さらにピンポン玉くらいのサイズで何か揚げています。

これは先月マレーシア料理教室で習ってきたチェコドゥ(バナナと小麦粉の生地を揚げたドーナツみたいなの)かと思い、これもオーダーしました。
5
6個でRM1(約30円)でした。

Nasi Ayam
とこれらの揚げ物などが買えたのでもう十分です。
これを夕飯にすれば、今晩はホテルのレストランに行かなくて大丈夫です。
ランカウイ倶楽部のタクシードライバーも、私たちが食事を無事に買うことができて喜んでくれました。
もっとも「クアのパック・ハッジ・ナシ・アヤムが1番美味しいから、先ほどのNasi Ayamは美味しいか分からないからごめん」と何度も言われました。
そしてパック・ハッジが営業していないのは、やはりハリラヤのせいだと言ってました。
経験なムスリムだと、ラマダン(断食)明けのハリラヤも1週間ほど仕事を休むそうです。
今回は昨年と違いラマダンが明けているので、すぐにお店がオープンしていると予想していましたが、見事にアテが外れてしまいました。
アンダマンまでタクシーで送ってもらい、部屋に戻ってきました。

初めての味にびっくりω`)

このあとヨメさまは予約したスパに出かけました。
この間に買ってきた揚げ物をつまみ食いしてみましょうかね( ゚∀゚)ノィィョ

IMG_6451 IMG_6452
まずは丸いのをあれ?種が入ってる?
チェコドゥだと思っていたので、バナナと小麦粉をこねた生地を揚げたものだと思ったのですが。

これ、もしかしてドリアン!?ω):;*.':;ブッ

丸い種の形は去年KLで食べたドリアンの種とそっくりで、非常に濃厚な甘さはドリアンでは
食べるまで全く気付かなかったので、衣を付けて揚げると臭いがマシになるんですかね?

このようにFacebookに投稿したら、ペナンにお住まいのお友達が情報提供してくださいました。
これはドリアンではなくジャックフルーツを揚げたものだそうです。
ジャックフルーツといっても、2010年にチョウラスタ市場で買ったもの(Nangkaという巨大なジャックフルーツ)ではなく、違う名前の小ぶりのものらしいです。
お友達によると、違う種類のは風味もNangkaとは違ってかなり甘さとクセがあるようですが、揚げたものなら抵抗なく食べられますとのことでした。

そういえば、あの屋台のカウンターに全長40cmくらいの小さなジャックフルーツがありました。
ジャックフルーツを揚げたものとは、全く考えにありませんでした。
本当にマレーシアの食べ物は奥が深いです。

てっきりドリアンかと思って、ヨメさまがスパに行っている間に全部片づけておかなければと思い、慌てて全部食べてしまいました…m(_ _;)m

■1年ぶりに海で泳ぐ!ヽ∀`)

私は部屋で休んでいても良かったのですが、マングローブクルーズで借りたバスタオルをただプールに返すのも勿体ないので、水着を持ってプールと海に行ってみることにしました。

タオルをレンタルしているところのすぐ脇に小屋がありました。
ここで着替えられるのかな?と思ったのですが、まだ工事中で利用できないそうです。
聞いてみたところ、プールの向こう側になるJALAという、砂浜につながっているお店のトイレが更衣室替わりのようです。
早速着替えて、海に行ってみました。

IMG_6461
海水はかなり温かく、綺麗でした。
去年のシェラトンのビーチも綺麗でしたが、アンダマンはより隔離されているので、一層美しかったです。

しばらく波に翻弄されから、今度はプールへ行ってみました。
プールは10cmの深さから階段状になっていて、1.4mの深さまであります。
ウォータースライダーもあり、家族でも楽しめるような造りになっていました。
E&Oのような完全に大人向けのプールではなく、久しぶりにこういう庭園と一体型のプールに来た気がします。
それこそ今はない、ペナンのムティアラのプールのようでした。
…そういえば、ホリデイヴィラのプールの写真を撮り忘れましたm(_ _;)m

アンダマンの豪華な室内で屋台ディナー!ヽ(・∀・)ノ

ゆっくり小一時間泳いで、お腹を空かせてからプールを出て部屋に戻りました。
ちょうどヨメさまもスパから帰ってきました。

全身を選んだフレーバーのオイルでマッサージしてもらえたようで、波の音をバックにかなりリラックスできたようです。
ヨメさまはこのアンダマンのスパを今回の旅行の目的にして来たので、満足できたようで良かったです。

日も落ちて暗くなってきましたので、買って来たNasi Ayamをいただくことにしました。
まず部屋に備え付けのポットに半分くらいの水を入れてお湯を沸かします。
沸騰したらポットの8分目くらいまで水を注ぎ、指を入れたら数秒で熱いくらい(大体80度くらい?)にします。
そこにNasi Ayamに付いてきた
スープの袋を入れます!ヽ(・∀・)ノ

IMG_6469
元々熱々のスープを注いだ袋ですから、この程度の温度では溶けたり破けたりする訳がありません。
数分湯せんしたら、すっかり温まりました。
これを部屋のコーヒーカップに注いでから、いただきました。

スープが温まると、グッと美味しくなりますね。
オニオングラタンスープのような、タマネギの旨みと甘みが出た、チキンスープです。

IMG_6470
ご飯も鶏スープで炊いてあるようで、旨みが染みていて美味しいです。
鶏肉は表面に焼き目がついていますが、胸肉を骨ごとカットしてあるので、尖った骨もあり、やや食べにくかったです。

添付のタレは黒いのがピリっとした辛さのどろっとした醤油系のタレ、赤いのが甘さと酸味と辛みのチリソースでした。
それぞれをかけ、混ぜつつ美味しくいただきました。

IMG_6473 IMG_6477
ヨメさまがお腹いっぱいなのでバナナ揚げは1枚だけつまんで、私はブブ・カチャンをいただきました。
緑豆をどろっとした感じに煮込んだ甘みのあるお汁粉のようなもので、ココナッツの風味もして美味しかったです。
うちの緑豆を処分するのにいいですね。
今度作ってみようかな。
バナナ揚げは、時間をおいてしまったので揚げたてカリカリではありませんが、とても甘くて美味しかったです。

今日はマングローブクルーズで、ランカウイの自然を堪能して、海にプールにかなりアクティブに動いたので疲れました。
翌日に備えて早めに休むことにしました。

inserted by FC2 system