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SIMフリー】さよならSoftbank〜そしてMVNOへ〜(後編)

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last update:2016.12.12

大手電話キャリアからMVNOMNP

前回に引き続き、SoftbankMNPして、格安SIMに移った顛末をまとめてみたいと思います。
前編が非常に長くなってしまいましたので、思い切り大雑把にあらすじを紹介しますと、

  • 携帯会社の月額ボッタクリすぎ
  • SIMロックふざけんな
  • 解約料金払っても格安SIMとの差額ですぐペイできるから、はよ抜けた方がいいよ

以上です(ノ∀`)タハー

ただ、これだけdisっておいて何ですが、私はSoftbankにはそれほど含むものはありません。
iPhone3G
からいち早く日本で販売してくれて、料金プランを優遇したりiPhoneの普及に尽力された孫正義さんには感謝しています。
au
docomoが販売するようになって数年経ち、各キャリアのショップ店員のサポートにも差はなくなってきましたが、これまではSoftbankショップの方がiPhoneのノウハウは蓄積されていました。

iPhone5
LTEの料金プランあたりから、各キャリア横並びになり、競争がなくなってきました。
iPhone
3社が販売するようになり、AppleストアでSIMフリーのiPhone5s5cが販売されるようになりました。
そこでキャリアの役割は終わったのかな、というのが正直なところです。
キャリアは土管屋に徹して、料金プランで競争すべきと思っていましたが、6月のカルテルスマ放題を見て、MVNOMNPすることを決めました。

■MNPできるMVNOについて調べてみました

現在、キャリアからMNPできるMVNOについて調べてみました。※価格は税抜きです
U-mobile1GB1660円/月
ドコモ系MVNO
キャッチホン200円、留守番電話300円など。
最低利用期間6カ月(契約解除料6000円)
IIJmio音声通話機能付きSIM(みおふぉん)1GB1600円/月
ドコモ系MVNO
高速・低速通信切り替えあり。
2
カ月目から解約可。解約金は1080×12-使った月数)1年以上使ったら解約金は発生しない。
BIGLOBE LTE3G音声通話SIM1GB1600円/月
ドコモ系MVNO
201471日から開始。
音声通話は12カ月縛り(契約解除料8000円)
So-netモバイルLTE1.5GB1890円/月
ドコモ系MVNO
So-net接続会員だと割引があるようです。
最低利用期間
12カ月(契約解除料5000円)
イオン専用b-mobile1GB1560円/月
ドコモ系MVNO容量制限なし?
キャッチホン200円、留守番電話300円など。
最低利用期間5カ月(契約解除料8000円)
mineo1GB1590円/月
au系MVNO
xxxx
@mineo.jpのメールアドレス提供。
3者通話200円、留守番電話300円など。

音声通話は12カ月縛り(契約解除料9500円)
他にもあるかもしれませんが、とりあえずこんなところです。
会社によっての料金の差はほとんどありません。
通信速度もピンキリですが、理論値であってこれほどは出ませんのであまりアテになりません。
最低利用期間と契約解除料に若干の差があるくらいですね。
ドコモ系MVNOならdocomoのスマートフォン(非公式ながらiPhoneも含む)をSIMロック解除しないでそのまま利用できますので、ドコモユーザーが2年縛りの更新月でMNPして、端末をそのまま利用するのがいいかと思います。
唯一のauMVNOmineoauのスマートフォンをそのまま利用できます。
また、auiPhone5s5cも(データSIMのみですが)SIMロック解除することなく公式にそのまま利用できます(現在はiOS7.1のみ)ので、auiPhone5s5cを利用している人で、通話はほとんどしないかskypeLINEでいいという人は、迷わずMNPするべきでしょう。
Softbank
のユーザーは。好きな端末買って移ったらいいんでね?ω`)ショボーン

ちなみに、ドコモ系とau系は、それぞれ端末とSIMに互換性はありません。
特にauSIMmineoauの端末を使う前提で契約すると考えてください。

■MNPについて注意書き

ここまでMVNOについて書いてきましたが、いいことばかりではありません。
MNP
の手続きが、以下のようになります。

  • 自分でネットから申し込む必要がある
  • 写真付き身分証明書・クレジットカード・住所が証明できるものが必須
  • MNP予約番号を申し込み時に使うと、新しいSIMカードが宅急便などで自宅に届くまでの1週間は、今までのキャリアの回線が停止して、通話とパケット通信が利用できなくなる(Wi-Fi通信はできます)

キャリアの回線が停止している間はWi-Fi接続して、skypeなどを使えば通話はできますが、不便を強いられることにはなります。
これでMNPをちょっと躊躇していました。
ただひとつ例外があり、ビックカメラが販売しているBIC SIM(中身は上のIIJmioにビックカメラ特典で無料Wi-Fiスポットが付いたものです)というものがあります。
ビックカメラ有楽町店のBIC SIM専用カウンターMNPの手続きをすると、即日SIMを発行してくれます。
これで私はBIC SIMMNPすることに決めました。

IMG_0764
2014.09.03追記:822日よりビックカメラ新宿西口店と、ビックロ新宿店にもSIMを即日発行してくれるBIC SIM専用カウンターが開設されました!
9
月中旬よりMNPとファミリーパックにも対応予定とのことです。
有楽町まで行かなくてもよくなりました。

■SIMフリー端末か、docomoの白ロムか

Softbank
からMNP転出することは決まりました。
転入先になるMVNOBIC SIMIIJmio)に決まりました。
あとはそのSIMを挿して運用する端末を用意する必要があります。

IIJmio
docomoのスマートフォンならSIMロック解除をしていなくてもそのまま利用できます。
中古や新品の端末がAmazonなどでも白ロムと言って販売しています。
私はゆくゆくはiPhoneに格安SIMを戻したいと思っていますので、一時的な運用のため最新機種は必要ありません。
2013
年より前の機種で本体容量も16GB程度のものを探すと2万円台でいくつか見つかりました。
これはいいですね。

一方、SIMフリー端末についてもいくつかのメーカーから販売されています。
とりあえず目ぼしいところは、このくらいでしょうか。
20147月現在の価格は、fleetelFT132Aは約12000円、CoviaCP-F03aは約18000円、Xperia E dual C160514000円、発売したばかりのHuaweiAscend G6が約29000円となっています。
端末の価格や容量などいろいろです。
海外品のSIMフリー端末は補償がちょっと心配なのでパスして、価格とスペックと相談して、今回私はCoviaCP-F03aにしました。
Covia
って横浜に会社があるようですが、メールやFBでの問い合わせの回答が早く、消費者対応が良いそうです。

Huawei
ってところの端末も悩ましかったですが、そこまでハイスペックなものはいらないのでCoviaでいいことにしました。

いざ有楽町ビックカメラへ

時間に余裕がとれた7月の連休で、ヨメさまとビックカメラ有楽町店のBIC SIMカウンターへ行ってきました。

SIMフリー1
大手キャリアの携帯売り場の中に普通に格安SIMのコーナーがあり、カウンターがあるのが何とも不思議でした。
それほど混んでいなく、5分も待たずに私たちの番になりました。

SIMフリー2
Coviaの端末や、上で悩んだHuaweiの端末もビックカメラで売っていました。
端末をここで購入しても良かったのですが、初期不良や故障の際に有楽町まで足を運ぶのが面倒だったので、新宿で買うことにしました。

MNP
の予約番号と身分証を提示して、手続きにとりかかりました。
手続きはカウンターでの対面でiPadで入力しました。
特別難しいこともなく、パスポートなどの身分証をサーバーにアップロードするのもそのiPadで撮影してそこから送信しました。
ちゃんと手続きが終わったらiPadの入力設定をリセットして、電話番号や住所が次の人の入力時に出ないようになっていました。

担当してくれた方に最近お客さんは増えましたかと聞いてみました。
やはり増えてきているそうです。
主にdocomoのスマートフォンを使っているお客さんが、2年縛りが解けたタイミングでMNPで来て、格安SIMをそのまま使っているdocomoのスマホに挿して運用するパターンが多いそうです。

ちょっと誤算だったのは、ファミリーシェアプラン(3GBで月額3,520円、SIM3枚まで)2人で使おうと思ったのですが、ファミリーシェアプランはMNPの移行SIM1枚だけ」で、残りのSIMは新規の番号になります。
つまり私とヨメさまは各1枚、ミニマムスタートプラン(1GBで月額1,728円ずつ)となりました。
私が1GBをオーバーするようだとライトスタートプラン(2GBで月額2,397円)に変更するかもです。
それでも2人で4200円!通話料入れても5000円しないでしょう。
今までSoftbankの月額が毎月約20000円かかっていたのを考えると、信じられません。

MNP
の手続きは入力が終わってから30分くらい待ち、SIMが発行されました。
これくらいお手軽なら、携帯ショップのMNPと同じ感覚でできますね。
現在BIC SIMのカウンターは有楽町店にしかありませんが、新宿・池袋・秋葉原の量販店などで、即日受け渡しコーナーがもっと増えてくれたら嬉しいです。

帰宅して設定しました

新宿に立ち寄り、そこでCoviaCP-F03a2台購入しました。
ちょうどAndroidOS4.4になったばかりで、アップデート済みの端末を買うことができました。
手動でアップデートするのは初めてのことだったので分からず、助かりました。

SIMフリー3 SIMフリー4
今回購入したこの端末は昔のガラケーみたいに、本体背面のカバーを外したところにSIMカードを差し込む場所があります。それも2枚。
USIM
MicroSIMを挿せますので、海外旅行時に空いてるスロットに挿して、そちらを使うことができますね。
海外旅行時に、SIMを差し替えてなくしたりするのはちょっと心配だったので、デュアルSIMは嬉しいです。
ただし同時に2枚のSIMを使うことはできません。手動で切り替える必要がありますので、使ってない方のSIMで電話を着信する、という使いかたはできません。
昔の2Gならできたそうですが、3GのデュアルSIM携帯端末では切り替えになります。

いずれiPhoneSIMフリー機か、今のiPhone5SIMロック解除できるようになったらSIMカードを戻すので、ビックカメラのカウンターではnanoSIMで契約しました。
CP-F03a
USIMMicroSIMのスロットがあるので、SIMカードのサイズを変換するアダプターを使います。
この変換アダプターを買い忘れたために、自宅と新宿をもう1往復するハメになりました…m(_ _;)m
携帯キャリアではSIMカードのサイズ変更を推奨していないので、ショップでは販売していません。
大手量販店でないと購入できませんので、ご注意ください。

格安SIMのサイズは1番小さいnanoSIMを選ぶことと、SIMフリー機はMicroSIM以上のサイズの機種も多いので、変換アダプターを必ず忘れずに買うことを覚えておきましょうω`)ショボーン

SIMフリー5
そんな訳で、softbankのSIMから、格安音声付きSIMにMNPしましたが、特に問題は起きずに済ますことができました。
端末にSIMを挿して電源を入れたらあっさり設定できましたし、同じ端末を買ったヨメさまに電話してみたら、音質もdocomoの回線だけにクリアでした。
APNなどの設定を手入力でする必要があると、BIC SIMのカウンターで聞いたのですが、その設定もする必要がなく終わったので拍子抜けでした。

初めてのAndroid端末とMVNOを使ってみて

初めてのAndroid端末ですが、iPhoneよりもひと回り大きな液晶画面は、思っていたよりも奇麗で文字もはっきり表示されていました。
スクロールがiOSのようにヌルヌル動かずに、もっと引っかかるかと思いましたが、ほぼそのようなことはなく、iOSとのUIを操作する上での違和感はほとんどありませんでした。
アプリの切り替えや反応の速度など気になる点もありますが、それはiPhone5と同程度のスペックの端末ではないので比較することはできませんね。
でもマルチタスキングができないのは不便かなぁ。

Facebook、twitter、Evernote、Gmail、Google翻訳、Chrome、Yahoo!乗換案内、Yahoo!天気などのiPhoneで使っていたアプリがAndroidにもあるので、違和感なく使えました。
Google日本語入力をインストールしたら、iPhoneよりも文字変換は賢くなりました。
次のiOS8でようやく文字入力を外部アプリに開放する予定ですが、この点はAndroidの方が進んでいるかなと思いました。

SIMフリー6
さて、肝心の格安SIMの通信ですが、IIJmioは契約初月は日割りで通信量が提供されます。
今月は月末まで約420MBを高速通信で接続できるとのことでした。
1日あたり約40MBなのですが…。普通に使った日が35MBで、少し意識して使用量を減らした日は余裕でクリアできました。
これなら私は月に1GBで充分でしょう。
さらにこの端末をはじめとする最近のSIMフリー端末は、テザリングに対応しているものが多いです。
テザリングを使ってiPhone5をWi-Fi接続することもできるので、iPhoneを無駄にしなくて済みそうです。
容量が余りそうなら、そういう遊びもしてみようと思います。

思い切ってMNPで乗り換えましたが、移って良かったと本当に思います。
現在キャリアの支払いが高いと思う方、2年縛りに窮屈さを感じている方、海外旅行によく行かれる方などは一度MVNOの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。
ここまでお読みくださった方々に、お礼申し上げますm(_ _)m

2014年7月25日 USHIZO

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