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【まえがき】

last update:2016.11.30

マレーシアとの出会いは偶然か、運命か

それでは、マレーシアなんていかがでしょうか?」
新婚旅行の行き先を相談していた旅行代理店の店員から、唐突に出た言葉でした。
今でこそマレーシアにどっぷり浸かっていますが、当時はマレーシアという国について全く知りませんでした。
小一時間前に遡りますが、以下はヨメさまとのやりとりです。

イタリアなんてどう?寒いのはイヤ
じゃ、ハワイやグァムは?暖かいぞ海外旅行に行くのに何でわざわざ日本人が多いところに行かなくちゃいけないの
タイ辛いのはイヤ
インド暑いのはイヤ、不衛生なのはイヤ、治安が悪いのはイヤ、カレー以外食べるものがないのはイヤ

どうしろと?ω`)ショボーン

ヨメさまは初めての海外旅行で不安を抱えていたのと、うつで日本語が耳に入ってくるのがいやと言っていました。
本当に店員にムチャぶりするなぁと思いつつ、相談したら冒頭の言葉が飛び出しました。
今思うと、店員がなぜマレーシアを勧めてくれたのかがさっぱり分かりませんが、結果的にその一言が今の私達の運命を大きく変えたといっていいでしょう。
今、あの時の店員さんに会うことができたら、感謝してもし足りませんね(ノ∀`)タハー

仮定の話ですが「もし」ヨメさまがイタリアや、ハワイやグァムでOKしていたら
私も今のようなカレー漬けの生活を送ることはなかったでしょう。
また、ヨメさまがショッピングなどが大好きだったら、新婚旅行先がマレーシアになっても首都のクアラルンプールだけだったかもしれません。
ヨメさまがうつで、のんびり過ごしたいという希望をもっていたからこそ、ペナンになりました。
同じビーチリゾートでもランカウイなどではなく、ペナンです。

何かひとつ物事が違っていたら、現在の私はなかったかもしれません。
そう考えると、人生って不思議なものです。
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